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ステンレス鋼でサビにくいダッチオーブン。シーズニングいらず

ステンレスダッチオーブンW

ビタクラフトジャパンは、アウトドア製品ブランド「ビタクラフト クックギア」の第3弾製品「ステンレスダッチオーブンW」の先行販売を、7月5日にMakuakeで開始した。8インチと10インチの2サイズをラインナップしており、一般販売価格は順に30,800円、37,400円だが、Makuakeでは順に26,180円、29,920円から購入できる(7月26日時点)。先行販売期間は8月30日まで。商品は2023年9月末までに発送予定。

全面多層構造ステンレス鋼を使用したダッチオーブン。たっぷり大容量の「深鍋」と、スキレット型の「浅鍋」の2つの鍋がセットになっており、重ねてコンパクトに収納したり持ち運びすることができる。ソロキャンプや、2~3人の少人数向けには8インチ、3~4人のグループ・ファミリー向けには10インチがおすすめとする。

深鍋は、本格的な煮込み料理から、食材まるごとのオーブン調理まで多彩に活躍
浅鍋は、底面がフラットで広いため、焼き物や炒め物などに便利
二段に重ねて、熱源が限られた環境でも効率良く調理したり、作った料理を保温することができる

面倒な手入れが不要な点が特徴。鋳鉄製のダッチオーブンでは、鍋全体に油膜を張ることでサビを防ぐ「シーズニング」という油ならし作業が不可欠だが、錆びにくい性質を持つステンレス製では、面倒なシーズニングが一切不要。購入後すぐに調理ができる。

また使い終わった後の手入れは、鋳鉄製だと油膜を落としてしまう洗剤の使用は推奨されておらず、薄く油を塗ったり、長期間使わない時は新聞紙でくるんで保管する必要がある。一方、ステンレス製なら洗剤でキレイに洗って乾かすだけなので、手入れが楽という。

洗剤でキレイに洗って乾かすだけなので手入れが楽

鍋には、同社がステンレス鍋の製造で長年培ってきた、独自の全面5層構造を採用。2枚のステンレスの間に3層のアルミを挟むことで、ステンレスの「蓄熱性の高さ」とアルミの「熱伝導率の高さ」を併せ持つ。またステンレス単層に比べ、アルミが多い分軽量。耐久性にも優れ、鋳鉄製のように衝撃や急激な熱の変化で割れる心配もないとする。

独自の全面5層構造を採用

また鋳鉄製のダッチオーブンとは異なり、作った料理を鍋の中に入れたままにしていても、臭い移りやサビの心配がない点も特徴。トマト料理は酸によって変色するため、鉄の調理器具では避けがちだが、ステンレスだと問題なく使えるという。

底面は脚がなくフラットなため、家庭用のIHクッキングヒーターやガスコンロでも使用可能。アウトドアに出かける機会が少なくても、自宅での普段使いにも活用できる。

家庭用のIHクッキングヒーターやガスコンロでも使用可能

さらにダッチオーブンの重いフタの開閉にかかせない専用リフターや、調理の際に役立つスタンド、鍋底から浮かして調理を行なう時に使用するラックなどの周辺アイテムも付属。なおダッチオーブンを安全に持ち運べる専用バッグは別売で用意する。

専用リフターやスタンド、ラックなどの周辺アイテムが付属
専用バッグは別売で用意

8インチのサイズは深鍋が20.3×10cm(内径×深さ)、浅鍋が20.3×5cm(同)。重量は深鍋が約1.2kg、浅鍋が約0.8kg、フタが約1.4kg。容量は深鍋が3.2L、浅鍋が1.6L。10インチのサイズは深鍋が25.4×10cm(同)、浅鍋が25.4×5cm(同)。重量は深鍋が約1.7kg、浅鍋が約1.1kg、フタが約2kg。容量は深鍋が5L、浅鍋が2.6L。レシピブックも付属する。