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シャープ、洗剤自動投入のタテ型洗濯機。洗剤つまりにくい独自設計
2023年4月25日 11:00
シャープは、液体洗剤・柔軟剤自動投入機能を搭載した全自動洗濯機「ES-SW11H」を6月22日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は198,000円前後。
同社全自動洗濯機初となる、液体洗剤・柔軟剤自動投入モデル。洗濯槽は清潔性と節水性が特徴の穴なし槽を搭載する。洗濯容量は11kg。
自動投入機構には独自の「ウォーターポンプ方式」を採用。投入経路を水で満たすことで洗剤や柔軟剤がつまりにくく、粘度の高い液体洗剤でも正確な量を投入できるという。自動投入タンクの容量は液体洗剤・柔軟剤ともに600ml。手入れの頻度は6カ月に1度を目安としている(1日2回洗濯を行なった場合)。
専用スマホアプリ「COCORO WASH」で洗剤の銘柄を登録すると、銘柄に合わせて適切な量を自動で投入してくれる。液体洗剤は52銘柄、柔軟剤は51銘柄から選択可能。さらにタンクの残量を検知し、洗剤の補充タイミングを通知。また「COCORO HOME」アプリから家電量販店のECサイトにアクセスし、洗剤の追加購入が行なえるほか、Amazon Alexaを利用した自動再注文サービスにも対応する。
従来から採用していた、イルカの尾びれと表皮のシワ形状を応用したパルセーターの形状が進化。新搭載の「パワフルドルフィンパルNEXT」は流線形の傾斜面が強い水流を作り、衣類の上下移動を促進することで洗浄ムラを抑制。洗浄力はそのままに、洗い工程の時間を約15%、時間にして約1分短縮した(洗濯容量4kg以下の場合)。
洗濯槽は独自の穴なし槽を採用する。1992年の初登場から30周年を迎えた穴なし槽は、洗濯槽(内側)と脱水層(外側)の間に水を溜めない構造で、通常の穴あり槽と比べて、1回の洗濯で約35Lの節水になるという。加えて、洗濯槽に付着した黒カビや汚れが洗濯槽内に侵入しにくいため、常に清潔な水で洗い/すすぎができるとする。
さらに期間限定で、アプリ「COCORO WASH」で穴あり槽と比較した場合の節水量を確認可能。6月22日~2024年5月17日の間、累計節水量に応じて同社の会員限定キャンペーンなどで使える「わくわくポイント」がもらえる。
本体はさまざまな空間に馴染むシンプルなデザイン。開口部は従来よりも奥行きを32mm広くし、大きな洗濯物も出し入れしやすくした。このほか、糸くずフィルターの縫い目に布を被せ、糸くずを取り除きやすくしている。
本体サイズは600×652×1,055mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約44kg。洗濯の運転時間は約46分。消費電力量は110Wh。標準使用水量は115L。運転音は洗いが39dB、脱水が38dB。カラーはダークブラウン。
そのほかの新製品として、パワフルドルフィンパルNEXTを搭載し、液体洗剤・柔軟剤自動投入機能やスマホ連携に非対応の下位モデルを5月25日に発売する。洗濯容量10kgの「ES-GV10H」、同9kg「ES-GV9H」、同8kgの「ES-GV8H」、同7kgの「ES-GV7H」の4機種をラインナップ。価格は順に164,000円前後、154,000円前後、141,000円前後、131,000円前後。