シャープのしゃべる家電で防災。つくばで実証実験

シャープはIoT家電を防災で活用するための実証実験をつくば市と防災科学技術研究所と共同で行なう

茨城県つくば市、国立研究開発法人防災科学技術研究所、シャープの3者は、シャープ製のIoT家電を防災で活用するための検討に関する共同研究契約を締結し、2月27日から3月5日(予定)まで、つくば市内にて実証実験「発話機能搭載家電を利用した防災情報伝達実験」を実施する。

音声発話機能を搭載したシャープ製の冷蔵庫、エアコン、空気清浄機の対象機種を利用しているつくば市民の中から、参加者を募集。防災情報を模した音声情報を各家電から1日数回発信し、期間終了後に音声情報の内容をどの程度認知したか確認することで、家電の発話による防災情報の伝達効果を検証するという。募集詳細はつくば市のサイトに掲載されている。

シャープの音声発話機能は、家電の機器本体に内蔵された定型の音声メッセージに加え、クラウド上にある音声データを状況に合わせて発話させることができる機能。クラウド上で音声データを簡単に変更できるため、利用状況や環境を認識してユーザーに合わせたお知らせを発話させることが可能だという。今回の実験では、この音声発話機能を活用することで、指定した家電に防災情報を試験発信する。

実験対象機種は以下の通り。