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脱カミソリにフィリップスの回転式シェーバー。深剃りより肌ケアのZ世代へ
2023年2月2日 10:05
フィリップス・ジャパンは、Z世代などの若者層に向けた電動シェーバー「フィリップス シェーバー 5000Xシリーズ」を2月8日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は12,980円前後。付属品やカラーが異なる4製品を用意。2月1日から予約を受け付けている。
80年以上に渡ってシェーバーを開発しているフィリップスにとって初となる、若者世代(18歳~29歳)のニーズに応えるため開発した電動シェーバー。T字カミソリからの移行など初めて電動シェーバーを使う人や、肌へのダメージを気にする人などを主なターゲットとしている。IPX7防水仕様で、風呂でも使える。
思春期ニキビから大人ニキビにシフトして、肌のべたつきや乾燥が気になるなど、10代~20代の若者世代特有の肌悩みに応えるため、これまで上位機種にのみ搭載されていた「マイクロビーズコーティング」を初めて5000Xシリーズに搭載した。
1cm2あたり10万個のビーズをシェーバーヘッド部にコーティングして肌との摩擦を抑える。シェービング時の刺激を減らし、非コーティング素材と比べて肌への負担を20%抑制。低アレルギー性サージカルステンレス刃も採用して、肌への刺激を低減している。
Z世代の価値観にも着目。フィリップスが日本国内で2,000名の男性を対象に行なった調査では、30歳~59歳は「深剃り」のニーズが最も多かったのに対し、18歳~29歳の世代は「肌へのやさしさ」が最も多く、次いで「剃り残しが少ない」、「短時間で剃れる」が多かったという。
27枚刃(9枚刃×3ヘッド)が毎分55,000回ヒゲをカット。360度可動する「360-Dフレックスヘッド」で顔の輪郭や凹凸に密着して剃り残しが少ないという。カミソリよりも短時間で剃れることなどから“タイパ(時間対効果)”に優れるシェーバーとして提案する。
回転式の刃は、常に内刃が外刃で自動研磨される仕組みになっており、シャープな切れ味が持続。替刃の交換サイクルは2年で、オイル差しも不要となっている。
なお、今回の5000Xシリーズはシェーバーとしての性能は確保しつつ、深剃りよりも肌へのやさしさを優先している。そのため、より深剃りを求める人には、上位モデルの7000シリーズや9000シリーズを推奨している。
デザインも一新。フィリップス初となるシェーバーが自立する形状とした。スタンドが不要で、一人暮らしのコンパクトな洗面所でも置きやすくした。
携帯時に誤作動しないよう、シェーバーの電源ボタンを3秒間長押しするとロック/ロック解除する機能も備え、旅行など長時間の持ち運びもしやすくなっている。本体サイズは約60×60×170mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約161g。
充電は専用のUSB Type-Aケーブルを使用し、別売のUSB-ACアダプターなどから充電できる。連続使用時間は約50分で、充電時間は約1時間。
ラインナップは、付属品やカラーが異なる4製品。「X5012/05」のカラーはオレンジ/アドリアブルーで、付属品は充電ケーブルと保護キャップ、トリマー。「X5006/05」はアクアブルー/ブラックで付属品が同じ。「X5006/00」はアクアブルー/ブラックでトリマーが付属しない。同じくトリマーを同梱しない「X5007/00」はブラック。