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TEPCO、屋根のリフォーム時に太陽光発電を初期0円で導入できるセット

太陽光発電の定額プラン「エネカリプラス」と屋根リフォームのセットメニューを販売開始する

東京電力エナジーパートナーは、太陽光発電の定額プランと屋根のリフォームを組み合わせたセットメニューを8月22日から販売する。対象エリアは関東。

戸建て住宅の劣化した屋根をリフォームし、その上に太陽光発電設備を設置できるメニュー。リフォームすることで、太陽光発電を設置するときの屋根材劣化への不安や、メンテナンスの難しさを解消する狙い。工事中も住宅内で生活でき、最短1週間程度で設置可能。

PPA(初期費用不要で導入できる太陽光発電)サービスと組み合わせたセットとなっており、対象となる太陽光発電の定額プランは、TEPCOの「エネカリプラス」。TEPCOが契約者宅の屋根を借りて太陽光発電を設置し、契約者は発電した電気を使える。月額費用は、太陽光発電の自家消費分と機器の利用料を含む。太陽光発電機器を設置する初期費用は0円で、導入時のコストがかからないのが特徴(屋根のリフォーム代などは別)。太陽光発電の設置は必須で、蓄電池や給湯機「おひさまエコキュート」の利用の有無を選択できる。

リフォームはLIXILの屋根材「T・ルーフ」を採用。既存の屋根材を撤去せず、上に新しい屋根材を設置するカバー工法で工事する。他の工法に比べて工期が短く、廃棄物が少ないため処分費用を削減できる。施工できる屋根材は化粧スレート、アスファルトシングル、屋根形状は片流れ屋根、切妻屋根、寄棟屋根。

T・ルーフと太陽光発電システムの施工イメージ
カバー工法でリフォーム