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パナソニックの「フィルターお掃除ロボット」搭載エアコン、累計販売1,000万台を突破

フィルターお掃除ロボット搭載エアコンの、累計販売台数が、1,000万台を達成(写真は、エオリア EXシリーズ)

パナソニックは、フィルターお掃除ロボットを搭載する、エアコンの累計販売台数が、1,000万台を達成したことを発表。

同社は2005年1月(当時の社名はナショナル)に、世界で初めて、ホコリを自動で吸引・排出する「フィルターお掃除ロボット」を開発し、エアコンに搭載した。

2005年に発売された「CS-Xシリーズ」に、初の「フィルターお掃除ロボット」を搭載。フィルター手前の青いユニットが「フィルターお掃除ロボット」
進化してきた「フィルターお掃除ロボット」

2005年~2012年には、フィルターを掃除するブラシと吸引ノズルの改良を行ない、お掃除ロボット開発当時の課題であった、油分を多く含んだより細かいホコリをかき取る技術を確立。

2014年には、隠ぺい配管などさまざまな設置環境に対応するため、これまでのホコリを自動で吸引して排出する「自動排出式」ではなく、ホコリをダストボックスへ溜めて約1年に1度掃除機などで吸い取る構造の「ダストボックス式」を開発。これにより、お掃除ロボットの稼働時の音や掃除時間を減少・短縮できるようになった。

2017年には、ホコリをダストボックスへ溜めた上で、自動で排出する機能を追加。2020年に、ホコリで汚れたブラシ自体を掃除するブラシクリーナーを搭載することで徹底的にフィルターのキレイさにこだわった当社独自の掃除構造を確立した。

現在は、「エオリア」7シリーズにフィルターお掃除ロボットを展開している。「フィルターお掃除ロボット」は、エアコンを累積24時間以上運転すると、自動で掃除を始める機能を搭載する。フィルターが自ら動き、びっしりと配置されたブラシでクリーニングすることで、フィルターのホコリをしっかりとかき取り、キレイに取り除くという。さらに、かき取ったホコリはダストボックスに溜まり、配管穴から屋外へ自動で排出。ホコリに直接触れることなく、フィルター掃除を完了させられるとする。

2022年モデルで搭載されている「フィルターお掃除ロボット」のイメージ図
内蔵のブラシが回転し、フィルターに付着したホコリをこそげ落とす
ホコリを屋外へ自動で排出する