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ロボロック、障害物を賢く避ける水拭き対応ロボット掃除機。自動ゴミ収集機付き

ロボット掃除機「Roborock S7 MaxV Plus」

Roborock(ロボロック)は、吸引掃除に加えて、水拭き機能と自動ゴミ収集ドックを備えたロボット掃除機「Roborock S7 MaxV Plus」を、3月26日に発売する。また基本性能は同じで自動ゴミ収集ドック非搭載の「Roborock S7 MaxV」もラインナップ。いずれもオープンプライスで、店頭予想価格は順に186,780円、149,600円。

ロボット掃除機の本体

障害物回避能力を向上させた、ロボット掃除機。

物体までの距離や形状を判断する「ストラクチャードライト&カメラ」と、画像から物体の特徴をとらえる「RGBカメラ」の2種類のカメラを搭載。床にある小物などをAIで解析し、回避しながら掃除できる。また、LEDフィルライトを搭載することで、暗闇でも障害物を認識し、回避できるとする。

既存モデル「Roborock S6 MaxV」との比較で、障害物の認識速度は70%、障害物の回避性能は22%向上したという。

具体的に認識可能な障害物は、スリッパなどの履き物、コード、電源タップ、布類、ペットの排せつ物、台座、体重計、ちりとり。また家具類については、ベッドやソファ、テレビスタンド、ダイニングセット、トイレを認識し、専用アプリに表示する。

上記のほかに、50×30mm(幅×高さ)以上の物体を、「その他」として認識し、回避するという。

なお、今後も認識できる障害物を追加していく予定だとする。

物体までの距離や形状を判断する「ストラクチャードライト&カメラ」と、画像から物体の特徴をとらえる「RGBカメラ」の2種類のカメラを搭載
明るくても暗くても、障害物を認識して、回避する

本体搭載カメラを活用し、専用アプリで、部屋の様子をリアルタイムで確認できる。本体にはマイクを搭載。本体とアプリの双方向で、通話が可能。遠隔から本体を動かし、留守中のペットなどの様子も確認できる。

外出先から、室内の様子を確認できる

吸引力は5,100Pa。微細なハウスダストからペットのトイレ砂まで一気に吸い込む。ダストボックスが一杯になるまで、強力な吸引力は変わらないとする。

吸引掃除のほか、水拭き掃除もできる

高精度レーザーセンサーと独自開発のアルゴリズムにより、各部屋の状態を正確にマッピング。適切なルートで効率よく短時間で掃除できるよう移動する。

マップは、専用アプリで確認できる。ベッドやソファなどの家具も認識し、アプリに表示。表示されたアイコンをタップすると、その周囲をピンポイントで掃除する。

家具の配置なども、専用アプリに表示

水拭きにおいては、毎分最大3,000回のモップ高速振動と、重さ600gのモップ加重により、こびり付いた頑固な汚れにも対応するという。

また水拭き掃除の際にカーペットを検知すると、自動でモップが5mm持ち上がり、吸引掃除のみを行なう自動モップリフトアップ機能も搭載。さらに吸引掃除時にカーペットを認識するとカーペットエリアを自動でマップ化、水拭きなどで進入禁止エリアにしたい時に簡単に設定できる。

吸引掃除を止め、水拭きだけを念入りに行なう「水拭き強力モード」も新搭載。従来機種よりも細かいルートを動くため、床をよりきれいに仕上げることができるという。

カーペットを検知すると、自動でモップが5mm持ち上がる「自動モップリフトモード」

「Roborock S7 MaxV Plus」は、ロボット掃除機本体のゴミを自動で収集するドックを搭載し、60日分のゴミを集積可能。ドックは紙パック式とサイクロン式の2way方式を採用し、ユーザーがどちらかを選択できる。

また自動収集時の排気を清浄化するため、ドック部に高性能なH13 HEPAフィルターを採用。フィルターなどにより、0.3μmまでの微粒子を99.9%吸引するという。

ロボット掃除機本体からのゴミを「自動収集しない時間帯」を設定できる。また、掃除時間に合わせた自動モードを始め、掃除する広さに合わせた計4段階の自動収集の設定も可能。

自動ゴミ収集ドックを付属
紙パック式とサイクロン式から選択できる
ドック部に高性能なH13 HEPAフィルターを採用

本体サイズは353×96.5mm(直径×高さ)、重さは約4.7kg。ゴミ収集ドックのサイズは314×457×383mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約5.6kg。本体のダストボックス容量は400ml。連続稼働時間は最長180分。吸引/水拭き稼働面積は最大300m2/最大160m2