ニュース
ワークマン、1万円以下で揃うキャンプギア。店舗で受け取るWeb専売品も
2022年2月22日 14:05
ワークマンは22日、約130アイテムのキャンプギアを含む、春夏の新製品を発表した。初めてキャンプする人などにも手ごろな4,900円のテントや1,500円のシュラフ(寝袋)、780円のランタンなどを2月22日より発売する。
また、リアル店舗での売場面積の限界を超える製品を扱うことを目的として、Web注文に特化した製品を展開することも発表。Webで受注した後に本部倉庫から店舗に出荷するため、店舗の在庫を超えたより多くのラインナップから選んで購入できる、新たな仕組みとなる。
1万円以下でも一式を揃えられるキャンプ用アイテム発売
主力製品としてテント/タープ/シュラフなどを発売し、キャンプギアのラインナップを拡充。主要なターゲットは、同社で人気の高機能ウェアを既に使っていて、初めてキャンプをする人など。
一例として、テント4,900円、チェア1,780円、シュラフ1,500円、テーブル980円、ランタン780円で、合わせて1万円以下の9,940円でも一通り揃えられる手ごろさと、ワークマンならではの高機能を両立させている。
ワークマンのキャンプギアの特徴は、アウトドアウェアと同じ素材として、防融加工、防虫加工、耐久撥水を施したものを使用していること。
さらに、ワークマンが独自開発した高機能素材も採用。バーベキューや焚火の火の粉に強い防融加工「FLAME-TECH」をテント/タープに使用するほか、テントに虫が近寄らない防虫加工の「DIAGUARD」、自身の熱を反射して温まりシュラフに最適というブラックアルミ、防寒ダウンに使われた素材をそのままシュラフに転用した「FUSION DOWN」を採用する。
同社の強みとして、プロ職人が使える「プロ品質」をキャンプギアにも適用。キャンプ用テントは全て安全な製品の指標となるSG規格を取得している。
さらに、年間50回キャンプに行くテント生活のプロなどが「アンバサダー」として理想のテントを開発。SNSで多くのファンを抱えるアンバサダー自身がこだわって作った製品を展開する。
5千円を切るソロキャンテントや、人気のフュージョンダウンをそのまま応用したシュラフ
主力のテント、タープ、シュラフは計11製品。その他にもアームチェアやフィールドテーブルなどを販売する。
テントは5製品/15色を用意。ソロ用の「FTE01 BASIC ドームテント」は、セカンドテントとしても使える。カラーは6種類で価格は4,900円。
4人用のファミリー向け「FTE05 ワイドミシックドームテントAG」は、インナーテントのメッシュ部分にDIAGUARD加工を施した防虫仕様。2色展開で価格は17,800円。
タープは3製品/5色を用意。「FTA03 BASIC スクエアタープ」は、初心者にも使いやすくしたスクエアタープで、耐久撥水加工のDIAMAGICDIRECTを施した。3色展開で価格は4,900円。
シュラフは3製品/9色。「FCS01 BASIC スリーピングバッグ」は、表生地に燃え広がりにくい加工を施したほか、撥水仕様となっている。3色展開で価格は1,500円。
「FCS03 フュージョンダウンシュラフ」は、ワークマンで人気の軽い防寒ジャンパー「フュージョンダウン」をそのままシュラフに応用したもの。2色展開で価格は7,800円。
Web注文専用品も展開、初年度販売40億円を目指す
標準店舗では100坪に限られているという店舗面積を有効活用するため、Web注文に特化した製品を新たに展開し、キャンプギアも対象となる。
キャンプギアのWeb注文専用品の初年度の販売見込みは40億円。テント/タープなどの主力製品は4カ月で増産でき、反応が良ければ55億円までの販売が可能だという。
キャンプギア以外にも、Web注文/店舗受け取り専用品として、親子のペアルックも楽しめるというジュニア向け製品14アイテム、 法人/リクルート用の女性スーツを2月22日から発売する。これらは全てWebで注文してから店舗で受け取れる。
今後は主力の作業服の端サイズ(SS/S/3L以上)や、防寒ウェアなどボリュームが大きく陳列しにくい人気製品のモンスターパーカーなどを、Web注文/店舗受け取り専用品に加える予定。無在庫の店舗受け取り販売は5年間で200億円規模への成長を見込む。