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三菱、高温の蒸気が出ない炊飯器。大火力と蒸気密封でふっくら

炭炊釜 NJ-XSC10J

三菱電機は、高温の蒸気が出ず結露にならない蒸気レスIH炊飯器「炭炊釜 NJ-XSC10J」を6月21日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は88,000円前後。炊飯容量は5.5合。

蒸気をタンクで水に戻す水冷式蒸気回収システムを採用した炊飯器で、5年ぶりにリニューアルされた。沸騰後も強火を維持する「連続沸騰」で炊き上げ、うまみ成分と蒸気をカートリッジで分類し、うまみ成分はごはんに、蒸気はタンクで水に戻す。

微量の気体は本体から出るが、高温や結露にならないのが特徴。子供やペットが蒸気でやけどするのを防ぐほか、炊飯中のにおいも広がりにくい。また、スライド式の棚に収納しても周囲の家具や天井を傷めにくく、置き場所の幅が広がるという。

うまみは米に還元し、蒸気を水に戻す

炊飯モードは白米や玄米など14メニューで、新たに冷凍用メニューを追加。じっくり吸水させることで、冷凍しても炊きたてのような粒感のあるごはんになるという。

内釜は熱伝導性のある5層構造の金属釜。備長炭コート熾火で塗装することで、大火力に加えて備長炭の遠赤効果でごはんをふっくらと炊き上げる。

給水時には超音波振動で吸水を促す可変超音波吸水を採用。「ふつう・やわらかめ」では強めの超音波、「かため」では弱めの超音波と、設定した米のやわらかさに合わせて給水を調整する。

備長炭コート熾火
超音波振動で吸水

本体サイズは253×342×225mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは6.3kg。炊飯容量は0.5~5.5合。最大消費電力は1,270W。カラーはクリスタルホワイト。

【訂正】本体重量について変更がありましたので反映しました(6月23日)

炭炊釜シリーズ5機種も同時に発売。炊飯メニューを充実

「炭炊釜」シリーズのIH炊飯器「NJ-VXC10」「NJ-VVC18」「NJ-VVC10」「NJ-VEC18」「NJ-VEC10」も同時に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は順に66,000円前後、47,000円前後、44,000円前後、36,000円前後、33,000円前後。炊飯容量はNJ-VXC10/NJ-VVC10が0.5~5.5合、NJ-VEC10が1~5.5合、NJ-VVC18/NJ-VEC18が1~10合。

【訂正】炊飯容量について一部変更がありましたので反映しました(6月23日)

いずれのモデルも炒飯モードをメニューに追加した。粘りを少なく炊くことで、炒飯を作るときに炒めても粒感のある仕上がりになるという。また、リーズナブルなNJ-VEC18/10を除くモデルで、冷凍用モードと長粒米モードを追加。長粒米モードではエスニック料理で使われる長粒米の香りや食感を生かして炊く。長粒米は「ふつう/おかゆ/炒飯」のほか、NJ-VXC10では生の鶏肉と一緒に炊飯できる「炊きこみ」も備える。

NJ-VXC10とNJ-VVC18/10には備長炭コート熾火塗装を5層の金属釜に施した。炭の力でご飯をふっくらと炊き上げる。

冷凍用/長粒米(ふつう/炒飯/おかゆ/炊きこみ)/炒飯メニュー搭載の「NJ-VXC10」月白
NJ-VXC10は2色展開(黒曜)
冷凍用/長粒米(ふつう/炒飯/おかゆ)/炒飯メニュー搭載の「NJ-VVC10」
NJ-VEC10