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BESV、気軽に乗れるステップインフレームのe-bike「CF1 LINO」
2021年3月29日 11:30
BESV JAPANは、ステップインフレームのe-bike「CF1 LINO(シーエフワンリノ)」を6月19日に発売する。価格は239,800円。
e-bike専業メーカーとして10車種のラインナップを誇るが、ラインナップにはシティサイクルタイプの「CF1 LENA(シーエフワンリーナ)」という車種もある。「CF1 LINO」は、その後継モデルに感じるかもしれないが、BESVが日本の新たなe-bikeの可能性に挑戦するモデルだという。
もともとヨーロッパで「CF1」は、ステップインフレームのe-bikeとして誕生したモデルだが、e-bikeという言葉も浸透していなかった2017年の日本導入にあたってダウンサイジングなどが行なわれた。そのためタイヤサイズを24インチに小さくしたり、コンポーネンツもシマノ「ネクサス」(内装3速)に変更したり、オプションのチャイルドシート装着可能なリアキャリアを用意するなど、日本仕様として「CF1 LENA」が発売された経緯がある。
新モデルの「CF1 LINO」は、本来のe-bikeとして発売される。完全インチューブタイプのバッテリーで、スリムなボディと強度を両立し、ディスプレイも搭載しない。ステップインで乗りやすい気軽なモデルということで、スピードやケイデンスなどの表示は必要ないという考えだ。充電に関しては、ガレージや駐輪場での充電、ポータブルバッテリーなど、車体への直接充電を想定しているという。
「CF1 LINO」は、ダウンチューブの電源ボタン1つのシンプルな操作で、バッテリー残量はLEDカラー表示で識別できるようになっている。アシストモードに関しても、LEDランプのみで表示する非常にシンプルなしくみになっている。
コンポーネンツにはシマノ「DEORE」を採用し、26インチのタイヤには前後に機械式ディスクブレーキを搭載。また、フレーム内蔵フロントライト、前後フェンダー、リアキャリア、テールランプ(ブレーキランプ)、サークルロック、キックスタンドが標準で装備される。また、CF1シリーズで評判の高い可変式ハンドルステムは変わらず、家庭でシェアしやすいのも特徴だ。「CF1 LENA」のバッテリーは252Wh(36V/7.0AK)だったが、「CF1 LINO」では378Wh(36V/10.5Ah)と容量もアップされている。
また、サイクリングを楽しみたい人は無料アプリ「BESV SMART APP」をダウンロードすることで、スピードやトリップメーター、地図機能、サイクリング履歴などがスマートフォンで確認できる。
サイズは1,750×595×1,040mm(全長×全幅×全高)で、重量は22.5kg。カラーはグラファイトグレー。オプションにはフロントバスケットが用意される。