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フィリップスが「いびき抑制バンド」、振動で自然な寝返り。進化した快眠ヘッドバンドも

左が「SmartSleep スノア サイレンサー」、右の2つが「SmartSleep ディープスリープヘッドバンド2」

フィリップス・ジャパンは、快適な睡眠を追求した2つの製品を発表。自然な寝返りを促していびきを抑制する「SmartSleep スノア サイレンサー」と、骨伝導スピーカー付きの「SmartSleep ディープスリープヘッドバンド2」を2月2日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、スノア サイレンサーが24,200円(税別)、 ディープスリープヘッドバンド2が47,000円(税別)。

2019年11月に発売したディープスリープヘッドバンドに続く睡眠ケア「SmartSleep」製品の第2弾&第3弾モデル。

「スノア サイレンサー」は、寝る前に胸の周りに巻いて、寝返りを促し、いびきを抑制するという製品。「ディープスリープヘッドバンド2」は、脳波をもとに深い睡眠の質を高めるというバンドで、アラーム機能追加や装着性の改善など、従来モデルからの改善も行なっている。

振動で寝返りを促し、いびき抑制「SmartSleep スノア サイレンサー」

姿勢が原因となるいびきの抑制を図るという製品。胸の周りに装着すると、搭載するセンサーであおむけの状態を検知。本体を振動させて、いびきが起きやすいあおむけから、横向きへの自然な寝返りを促す。ストラップを含めても62gと軽量で、旅行先などでも利用でき、1回の充電で最大8回使える。

SmartSleep スノア サイレンサー。胸のみぞおちあたりにセンサーが来るように装着する

スリープタイマーを備え、開始から30分間は就寝を阻害しないように振動はしない。また、自己学習アルゴリズムにより、ユーザーの振動への反応に合わせて、強さを最適化。さらに、使い続けても慣れを防ぐために、5日ごとに振動パターンを変化させる。夜間に目覚めたときに、30分間動作を一時停止する機能も用意。

使用後の効果を実感するために、ユーザーの毎日の変化を確認することも可能。振動に対する反応率や、ベッドで使った時間、あおむけの時間などを可視化して振り返ることができる。

始めて使う人に向けて、使用になれるための導入モードも用意。同モード時は、あおむけで寝ても毎回振動を出さず、8日間かけて徐々に振動回数を増やしていく。

型番は「SN3710/15」。センサー部の重量は約29g。ストラップの長さは約72~130cm。電源はリチウムイオン充電池で、充電時間は約8時間。

骨伝導スピーカー付き「SmartSleep ディープスリープヘッドバンド2」

頭部に装着して脳波を測定し、深い睡眠の質を高めるというヘッドバンド。脳波をもとに睡眠が深くなったタイミングで500~2,000Hzの断続的なオーディオトーン(音)を流し、深い睡眠時に出現する徐波(スローウェーブ)を活性化させることで質を高めるという。

「SmartSleep SmartSleep ディープスリープヘッドバンド2」装着例

'19年の初代モデルからの進化として、新たに眠りを導くというスリープサウンド機能や、起床時のアラーム機能を追加。就寝から起床まで一貫した睡眠サポートを実現したという。アラームは、眠りが浅くなったタイミングで、ヒーリング音を流して起床を促す。4種類の音から選べる。

さらに、音が出る部分は従来のスピーカーから、骨伝導ユニットに変更。これにより耳を覆わないデザインに変更し、後頭部のスライダーも小型化して、快適に装着できるようになったとしている。

従来機では耳を覆っていた部分がすっきりして装着性向上

なお、従来品は耳の後ろにセンサーを装着し、これを交換する必要があったが、新モデルでは額の部分にセンサーを備え、交換が不要になった。

従来モデルと同様にアプリのSleepMapperと連携して睡眠の状態を確認/管理可能。ユーザーの睡眠状態に合わせてヒントを出し、睡眠習慣の改善を促すという。

本体サイズはM(頭囲51~58cm)とL(同58~67cm)の2種類。型番はMサイズが「HH1607/20」、Lサイズが「HH1607/03」。重量はいずれも約110g。リチウムイオン充電式で動作し、充電時間は約3~4時間。対象年齢は18歳~50歳。

3つのセンサー(帯のような部分)で脳波を測定、骨伝導ユニット(右側の凹んだ部分)で音を伝える
サイズは2種類