ニュース

空気圧で動く8万円台のアシストスーツ。重いものを持つ動作や中腰の作業に

DARWING Hakobelude(ダーウィン ハコベルデ)

ダイヤ工業は、8万円台の低価格を実現したアシストスーツ「DARWING Hakobelude(ダーウィン ハコベルデ)」の予約販売を9月1日に開始した。M/Lの2サイズ展開で、価格は各85,800円(税込)。

独自の空気圧人工筋肉の技術を利用し、電源を使わずに使用できる労働軽減アシストスーツ。重い荷物を持ち上げる際の背中から大腿部にかけての筋肉や、中腰姿勢を維持するときに使う筋肉を補助する。製品名は、ダイヤ工業本社のある岡山県の方言「運べるでえ!」に由来する。

製品はリュックサックのように背負い、大腿部や胸部のバックルを止めることで装着する。専用ポンプで本体に空気を送り込むことで、人工筋肉を利用可能。本体の肩から腰、脇から腰の部分に特殊高反発ゴムを、腰から大腿部にかけて特殊高反発ゴムと人工筋肉を配置した。

重い荷物を持ち上げる筋肉を、特殊高反発ゴムがサポートする
専用ポンプで最大5回ほどポンピングすると、中腰での姿勢をアシストする人工筋肉を使用できる

腰をかがめる姿勢になると、アシストスーツが背後から引っ張り、ゴムの収縮力で上半身を起こすようアシストする。また、中腰の姿勢を続ける際は、人工筋肉が人間の筋肉のように収縮し、つらい中腰の姿勢の維持を助けるという。

本体の総重量はLサイズで816gと軽量で薄型のため、狭い場所での作業や製品を装着したままのフォークリフト乗降などの動きを妨げないとした。

オプションパーツの機能追加が可能で、腰部の安定強化をする腰コルセットなどが利用できる。

Lサイズの目安となる身長は170~185cm、胸囲は80~110cm、大腿囲は50~70cm。Mサイズの目安となる身長は155~170cm、胸囲は75~100cm、大腿囲は45~60cm。

中腰での作業を続ける際に人工筋肉がアシスト
腰コルセットなど、オプションパーツでの機能追加も可能