ニュース

話した声を文字にする筆談用ポケトーク。聞こえにくい人と、マスクしながら会話

ポケトーク mimi

ソースネクストは、話した内容をテキスト表示するAIボイス筆談機「ポケトーク mimi(ミミ)」を9月4日に発売する。価格は29,800円で、家電量販店のほか眼鏡販売店「眼鏡の愛眼」でも販売する。

話した言語をAIで翻訳する通訳機「ポケトーク」の技術を、筆談機に活用した製品。ポケトーク mimiのボタンを押しながら話した内容を、リアルタイムで機器の画面に大きな文字で表示する。加齢性難聴など聴覚障害を持つ人との会話に役立てられるとした。

マスクをつけて口元が見えない状況でも、難聴者の方と文字で会話できる

音声の文字変換には通訳機のポケトークと同様のAIを活用し、会話をリアルタイムで文字に出力する。マイクロフォンにはノイズ・キャンセル機能を搭載し、雑音を除去して文字変換を行なう。

本体は「ポケトーク S Plus」のボディや部品を活用しながら、筆談専用機として設計。ポケトーク S Plusと画面サイズは同一だが、文字サイズを拡大した。フォントは日本語が読みやすい教科書フォントで、背景色は紙のようなテクスチャー処理を施した。

文字は大/中/小から選択可能

本体には国内用eSIMを内蔵し、Wi-Fi環境がなくても使用できる。2年間分のモバイル通信料はソースネクストが負担するため、購入者は2年間、通信料や更新料を払う必要がない。

10分あたり5分間連続して音声認識を行なった場合の連続利用時間は4.5時間で、待機時間は約9.5日。充電時間は約130分。

本体サイズは約65×11×123mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約128g。ディスプレイは3.97インチ。USB充電器、充電用USBケーブルを付属する。