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対面会議でも距離を保てる、イトーキからパソコン映像のワイヤレス投影システム

無線映像伝送システム「アイポート」

イトーキは、離れた場所にあるディスプレイへ、PCやタブレットの映像をケーブルレスで簡単に投影できる「アイポート」を6月下旬に発売する。価格は284,300円。

親機と子機で構成された無線映像伝送システム。会議などで、スタッフがそれぞれのPCやタブレットの映像を、会議室の大型ディスプレイに投影/画面共有したい場合などの利用を想定する。

ソーシャルディスタンスを保った会議でも、円滑に進行できるという

投影する大型ディスプレイには同システムの親機をケーブル接続し、各スタッフのPCやタブレットには、子機をHDMIまたはMini DisplayPortとUSBケーブルで接続する。あとは映像を投影したいスタッフが、子機の中央にあるボタンをクリックすると、PCやタブレット内の映像が、ディスプレイに投影される。

子機をパソコンにケーブル接続するだけで、ドライバーソフトなどは不要
パソコンの映像を投影したい場合は、子機中央のボタンを長押しする

最大4画面まで表示できるため、複数の資料を同時に投影できるという。また1画面を大きくしたい場合は、ボタンを長押しする。

パソコンの場合は、ドライバーソフトなどのインストールは一切不要。セキュリティポリシーが厳しく、インストール制限がある端末でも利用でき、来客などゲストユーザーの端末からも接続可能だという。

同社によれば、従来の有線接続で行なう会議では、プレゼンするスタッフが変わるごとに映像ケーブルを付け替える必要があったり、ケーブルが届かないといった課題があったとする。同システムの導入で、そうした課題を解消するとともに、ソーシャルディスタンスを保ちながらの会議でも、安全に円滑な進行をサポートできるという。

親機と子機間は周波数帯5GHzで通信する。通信距離は10mまで。最大認識子機数は64台で、同時表示できる画面数は4画面。出力可能な映像は4K解像度、音声はステレオ。電源は、親機はACアダプタ、子機はUSBケーブル。

子機は単体でも販売され、価格は73,100円。