ヤマハ、新基準に対応した電動アシスト自転車の小径モデル

 

PAS CITY-X リチウム ガーネットオレンジ
 ヤマハ発動機は、電動アシスト自転車の小径モデル「PAS CITY-X リチウム」「PAS CITY-C リチウム」「PAS コンパクトリチウム」を、5月8日に発売する。ラインナップは以下の表の通り。

※ガーネットオレンジのみ5月20日発売
品名PAS CITY-X
リチウム
PAS CITY-C
リチウム
PAS コンパクト
リチウム
車輪サイズ20インチ
車体重量20.1kg20.8kg21.4kg
全長1,575mm1,540mm1,575mm
全幅515mm590mm560mm
充電1回当たりの走行距離標準モード40km-
強モード21km22km
オートエコモード
プラス
69km43km
電源リチウムイオン電池 25.2V/4.0Ah
充電時間約2時間
希望小売価格109,800円106,800円105,800円
本体カラー※ガーネットオレンジ
クールグレー
クリスタルホワイト
ホワイトパール
Bブラック
クールグレー
ホワイトベージュ

 いずれも車輪サイズが20インチという、小径タイプの電動アシスト自転車。2008年12月に改正された電動アシスト自転車の人力と動力の新比率「1:2」に対応した点が特徴となっている。

 PAS CITY-XとPAS CITY-Cでは、ギアポジションごとに最適にアシストする機構「S.P.E.C.3(スペックスリー)」を搭載。発進から加速、巡航に至るまで幅広くアシストし、なめらかかつパワフルな走りが味わえるという。また走行モードには、標準モードのほか、強力にアシストする「強」モードと、発進時と坂道だけアシストして節電する「オートエコモードプラス」モードを搭載。1充電当たりの走行距離は、オートエコモードプラス時で69kmとなっている。

「S.P.E.C.3」を採用することでギアに応じたアシスト力が発揮できるため、より幅広いアシストが可能になった「PAS CITY-X リチウム」「PAS CITY-C リチウム」のアシストイメージ。「オートエコモードプラス」を使用すれば、平坦路のアシストを抑えて節電できる

 なお、「PAS コンパクト リチウム」ではS.P.E.C.3が搭載されておらず、また走行モードも強とオートエコモードプラスの2種類となる。

 デザイン面では、PAS CITY-Xがフレームを「X」の字にクロスさせた「Xフレーム」を、PAS CITY-Cは「U」の字に曲がった「U型フレーム」を採用。PAS コンパクトでは、低床の軽量アルミU型フレームを使用する。

 ヤマハではこれまでに新アシスト基準に対応したPASシリーズを8モデル発売しており、今回の小径タイプで合計11モデルを市場に展開することになる。

PAS CITY-X リチウム クールグレーPAS CITY-X リチウム クリスタルホワイト

PAS CITY-C リチウム BブラックPAS CITY-C リチウム ホワイトパール

PAS コンパクト リチウム クールグレーPAS コンパクト リチウム スモークベージュ




(本誌:正藤 慶一)

2009年4月17日 00:00