香蘭社の絵柄が美しい「有田焼の時計」。リズム時計70周年モデル

香蘭社 有田焼の時計。雲散らし799(左)、瑠璃富士絵799(右)

リズム時計工業は、同社の創立70周年記念モデルとして、香蘭社の伝統的な絵柄を採用した掛置兼用時計「香蘭社 有田焼の時計」を5月上旬に発売する。「雲散らし799」と「瑠璃富士絵799」の2種をラインナップ。価格は各20万円。

香蘭社は各国の万国博覧会で数々の金杯を受賞し、宮内庁御用達としても知られる有田焼の名門。そんな香蘭社の長い歴史の中でも、特に思い入れの強い絵柄を採用しているという。外装(陶磁器)の製作は、有田の名窯・池田製陶所が担当。

香蘭社の絵付けは「香蘭社スタイル」「香蘭社調」とも称される

「雲散らし799」には、雲散らし柄を採用。1876年のフィラデルフィア万博でグランプリを受賞した当時のデザインで、千変万化流動する雲と鳥の組み合わせをイメージした風雅な文様となっている。

雲散らし柄

「瑠璃富士絵799」には、瑠璃富士絵柄を採用。古くから親しまれている富士絵を、2013年の世界遺産を記念して書き下ろした作品で、富士山頂の真っ白な雪が金彩に浮かび上がる印象的なデザインが特徴。日本情緒あふれる桜で囲まれた、香蘭社独特の美しい瑠璃色の時計となっている。

瑠璃富士絵柄

木製スタンドを含む本体サイズは、いずれも300×152×343mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約1.8kg。単三形アルカリ乾電池1本で動作する。電池寿命は約2年間。