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オムロン、最小の構成機器数で最大の発電量を実現する、完全自家消費対応の太陽光発電用パワーコンディショナー

(左)パワーコンディショナー「KPW-A-2」、(右)ゲートウェイボックス「KP-GWSC-A」

オムロンは、太陽光で発電した電力を自身で全て消費する、完全自家消費に対応したパワーコンディショナー「KPW-A-2」を6月に発売する。また同時に、パワーコンディショナーの稼働状況や異常要因を遠隔監視できる自家消費用ゲートウェイボックス「KP-GWSC-A」も発売予定。

価格は、オープン価格。価格詳細については、本機の性能向上により、2019年4月発売の従来機「KPW-Aシリーズ」と本機を、それぞれ6台接続利用した場合に3年の利用で償却できる程度の価格差だとしている。

定格出力5.5kWの単相用屋外型パワーコンディショナー(パワコン)。消費電力に対して、発電電力を99%程度の高精度で追従して高速に制御する技術を搭載。従来は抑制して設定していた発電電力を最大化するとという。

また、発電電力の送電網への流出を検知して流出を止める逆電力保護継電器(RPR)やコントローラーなど、完全自家消費を実現するために必要な機能を内蔵することで、機器構成の最小化を実現。配線・設定工数などの設置コスト削減が可能としている。

加えて、同時に発売する自家消費用ゲートウェイボックス「KP-GWSC-A」と接続することにより、パワコンの稼働状況や異常要因を遠隔監視できるという。専門技術者が設置現場に駆け付ける回数を減らすことができるため、メンテナンスコストの低減などに期待できるとしている。

発電電力を最大化
構成機器を最小化