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ブルーエア、ペット臭やタバコ臭を5分で99%除去する新型空気清浄機「Blueair Classic X90i」

 スウェーデンの空気清浄機「Blueair(ブルーエア)」の日本代理店であるセールス・オンデマンドは、除臭機能を極めた空気清浄機「Blueair Classic X90i」シリーズを、11月28日に発売する。適用床面積75畳「690i」、33畳「490i」、25畳「290i」の3モデルをラインナップ。公式ストア価格は順に、108,800円、82,800円、64,800円(すべて税抜)。

Blueair Classic X90i

 新フィルターを採用し、除臭性能をさらに高めた空気清浄機。セールス・オンデマンドが行なった空気清浄機に求める機能に関する調査によれば、重視項目として、「空気清浄機能」「消臭・脱臭機能」が挙げられ、「加湿機能」などよりも優先度が高いことが分かったという。

 同社マーケティング本部 マネージャーの荒井 加奈子氏は、除臭のニーズについて次のように説明した。

 「日本は清潔意識が高い国民性ということもあり、除臭市場は成長が期待できます。高齢化社会が進む中、介護現場が増加しており、排泄臭などは、介護者のストレスになると考えられます。また、ペットオーナーが増えており、来客時などにはペットのニオイが気になるという人も多いでしょう。タバコも室内のニオイの発生源としては代表的なものです。煙やニオイが少ないタバコが登場するのど、喫煙ニーズが多様化していることから、タバコのニオイはあまり好まれていないと考えられます」

 こうした背景から、新製品ではニオイ除去に特化した「デュアルプロテクションフィルター」を初期搭載した。ココナッツカーボンを搭載し、環境に優しい点も特徴。また、本体に搭載したセンサーを高性能化したことで、「従来よりも細かい粒子を感知する」という。

 「デュアルプロテクションフィルター」を使った、ニオイ除去性能試験では「糞便臭/ペット臭/タバコ臭」といった3大生活臭を5分で99%以上除去する結果が出たという。

空気清浄機に求める機能に関する調査
新製品に搭載される新フィルター「デュアルプロテクションフィルター」

 メディア向けの説明会では、焼き肉のタレを使った除臭デモンストレーションを実施。焼き肉のタレのニオイは強く、デモンストレーションを開始した直後は、ケースで覆っていたにもかかわらずニオイは強く感じたが、1分ほどX90iシリーズを運転すると、ニオイを感じなくなった。

 念のため、ケースの中のニオイも確認したが、焼き肉のタレがすぐそばにあるのにニオイを感じないという、不思議な状態だった。これは、清浄スピードが速いからなのだそう。

手前のキューブ型のものがココナッツカーボン。実際のフィルターをカットしたもの。黒いフィルターが「デュアルプロテクションフィルター」
従来機種でも30分ほどたてばニオイは取り除けていたが、新製品の場合は約5分で99%以上ニオイを除去している
焼き肉のタレを使った除臭デモンストレーションが行なわれた
焼き肉のタレの数値はおよそ600。これは室内でタバコを吸ったときのニオイの強さだという
数値を計測。このあと1分ほどX90iシリーズを稼働
改めて測ると数値は79。実際にニオイを嗅いでみると、タレのニオイは全くしなくて驚いた

 3モデルともに、Wi-Fi機能、センサー、フィルター交換時期お知らせ機能を搭載。

 適用床面積75畳「690i」の本体サイズは、500×340×660mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約14kg。消費電力は12~80W。運転音は32~62dB。空気の吸い込み→供給方式は、底面&側面→天面&側面。

 適用床面積33畳「490i」の本体サイズは、500×275×590mm(同)で、約14kg。消費電力は9~60W。運転音は32~52dB。空気の吸い込み→供給方式は、側面→側面。

 適用床面積25畳「290i」の本体サイズは、440×210×530mm(同)で、約10kg。消費電力は15~52W。運転音は32~56dB。空気の吸い込み→供給方式は、背面→天面。

フィルター単独でも販売。従来機種にも使用可能

 なお「デュアルプロテクションフィルター」は、フィルターだけの単体販売も行なう。「690i/490i/290i」向けにそれぞれラインナップし、価格は順に18,000円、15,000円、10,000円(税抜)。

 他のClassicシリーズのニオイフィルターと互換性があるため、同シリーズを使っている人なら、フィルターを変えるだけで除臭性能をアップデートできる。

フィルターだけの購入も可能