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パナソニック、草津拠点スタートから50年 ~地域に根差し開かれた拠点へ
2019年11月18日 15:21
パナソニックは、滋賀県草津市で事業を開始して今年で50周年を迎えたと発表した。
同社は草津拠点で、1969年に冷蔵庫とエアコンの製造を開始。当時、国内では経済成長に伴い家電の需要が増大していたため、交通の要所でもある草津に拠点を新設したという。創業時の方針は「東洋一の最先端工場」「緑と花に囲まれ、地域の人にも親しまれる公園工場」の2つ。
現在は冷蔵庫とエアコンに加えて、家庭用自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機「エコキュート」、食器洗い乾燥機、家庭用燃料電池「エネファーム」と生産品目を拡大。また、同社で家電事業を担当するアプライアンス社の本社拠点にもなっている。
さらに今年、拠点構内に水素ステーション「H2 Kusatsu Farm」を建設。次世代エネルギーとしての水素の実用性を検証するため、同ステーションから水素補給した燃料電池フォークリフトの構内運用を11月18日に開始した。
また草津市の小学校をはじめとする地域社会と環境コミュニケーションを深めるため、工場見学や出張授業などの環境教育活動「エコ体験学習」を実施。2008年3月の開始から11年間に、5万人が参加したという。
・パナソニック アプライアンス社 草津拠点概要
【所在地】滋賀県草津市野路東2丁目1-1号
【敷地面積】約52万平方メートル