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シャープ、“きのこ”も本体も小型化しながら、ダブルサイズも乾燥できる布団乾燥機

 シャープは、進化したきのこアタッチメントでコンパクトになった「プラズマクラスターふとん乾燥機 UD-CF1」を、11月7日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は22,000円前後(税抜)。

プラズマクラスターふとん乾燥機 UD-CF1

 送風部に、独自のネイチャーテクノロジー「きのこアタッチメント」を採用したふとん乾燥機。自らの胞子を風に乗せて遠くへ飛ばすという「きのこ」の特性に着目した点が特徴で、乾燥マット不要でダブルサイズのふとんまで乾燥できるという。

 新モデルではきのこアタッチメントの進化とともに、内部の部品配置を最適化することで、大幅な小型・軽量化を実現。従来モデルより、本体サイズは約43%、重量は約23%削減したという。ベッドの下や棚などにスッキリ収納でき、簡単に取り出したり持ち運んだりできるとする。

従来モデル(左)と比べてコンパクトになった本製品(右)

 同社は2017年より、きのこアタッチメントを採用したふとん乾燥機を販売。従来のきのこアタッチメントは大小2つの傘で、温風を遠くまで届ける機構を採用していた。

 一方新モデルでは本体の小型化を実現するために、きのこアタッチメントも小型化。きのこアタッチメントは、風が傘に沿って流れると向きが整うため風を強くできるという特性があることから、小型化にあわせきのこの傘のカーブに着目したという。大きなカーブと小さなカーブを組み合わせることで、大きなカーブが風を整えて絞り、小さなカーブが効率よく向きを変えて風を遠くまで届けるとしている。

 これにより、小型化しながらも従来同様に、ダブルサイズのふとんまで乾燥マットなしで効率的に暖め可能となった。ふとん乾燥のほか、「消臭乾燥」「ダニ対策」までできるとする。

従来のきのこアタッチメント
新きのこアタッチメントで力強い風を実現
アタッチメントの内部。きのこの傘を模したカーブで風を絞る
操作部

布団乾燥機をもっと手軽に使えるように

 シャープ スマートアプライアンス&ソリューションズ事業本部 国内空調・PCI事業部 PCI商品企画部 部長・植田 宜裕氏は、布団の手入れについて同社が調査した結果を示し、本製品の開発経緯を次のように述べた。

 「布団を月に1回以上天日干しする人が49%いる一方で、天日干しは天候に左右されるなどの不満がある人は約9割います。しかし布団乾燥機は、置き場所に困る・使うのが面倒といった理由で使わない人も約7割いるのです。布団乾燥機をより手軽に使っていただきたいと、小型化を実現しました」

シャープ スマートアプライアンス&ソリューションズ事業本部 国内空調・PCI事業部 PCI商品企画部 部長・植田 宜裕氏
天日干し派が多数ながら不満のある人もたくさん

 本製品は、市販のA4ファイルケースと同程度のサイズで、カラーボックス内に置いたり、本体を寝かせてベッドの下に収納可能。収納時にホースからアタッチメントを取り外す必要がないため、手軽に使用できるとしている。

 また本体の軽量化により、片手で簡単に持ち運べるという。本体には持ち運びに便利な取っ手を備える。

 本体サイズは、280×135×297mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約3.1kg。くつ乾燥アタッチメントが付属する。

高さ297mmのため、カラーボックスに収まるサイズ
寝かせてベッド下のすき間にも収納可能
片手で持ち運べて便利