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シャープ、大容量8.4kWhを2.5時間でフル充電でき、高出力2,000W対応のクラウド蓄電池システム

 シャープは、急速充電と2,000Wの高出力に対応した住宅用「クラウド蓄電池システム JH-WBP67A/JH-WBP70A」を、7月6日に順次販売する。価格は291万円(税抜)。

リチウムイオン蓄電池と、ハイブリッドパワーコンディショナで構成された「クラウド蓄電池システム」

 太陽電池で発電した電気をため、停電時に照明や冷蔵庫などに使えるクラウド蓄電池システム。リチウムイオン蓄電池と、ハイブリッドパワーコンディショナで構成される。

 リチウムイオン蓄電池は、大容量8.4kWhを実現し、急速充電に対応。フル充電に掛かる時間は約2.5時間で、従来モデル(JH-WBP47B)の約半分になったという。太陽光発電時に、晴れ間が短くても効率よく電気をためられる。

 本体サイズは、700×360×605mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約135kg。設置場所は、屋外/屋内に対応。

「リチウムイオン電池 JH-WB1821」。大容量8.4kWhで、フル充電に掛かる時間は約2.5時間

 ハイブリッドパワーコンディショナは、自立運転時の出力を最大2,000W(2.0kW)に拡大。照明や冷蔵庫など、生活に欠かせない機器の電源確保に加え、電気ケトルや扇風機も同時に使える。いざというときに安心としている。

 JH-WBP67Aとセットのハイブリッドパワーコンディショナ「JH-42JT2」は、太陽電池の入力回路数は2回路。出力は、連系運転時が4.2kW、自立運転時が2.0kW。電力変換効率は、力率1.0時で96.0%、0.95時で95.5%。

 JH-WBP70Aとセットのハイブリッドパワーコンディショナ「JH-55JT3」は、太陽電池の入力回路数は3回路。出力は、連系運転時が5.5kW、自立運転時が2.0kW。電力変換効率は、力率1.0時で95.5%、0.95時で95.0%。

 本体サイズは共通で、666×201×429mm(同)で、重量は約24kg。設置場所は、屋外(壁掛け)に対応。

停電時の自立運転で最大2,000Wの高出力に対応したハイブリッドパワーコンディショナ。外観は共通だが、入力回路数や連系運転時の出力が異なる

 このほか、公称最大出力210Wの住宅用「単結晶太陽電池モジュール NU-210AH」を、7月23日に発売する。価格は96,600円(税抜)。

 本体サイズは、1,165×990×46mm(同)で、重量は約13.5kg。モジュール変換効率は18.2%。

住宅用「単結晶太陽電池モジュール NU-210AH」