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いつもの鍵も使える、初期費用・工事不要で月額300円から導入できるスマートロック

 ビットキーは、本体価格無料で月額300円から使えるスマートロック「bitlock LITE(ビットロック ライト)」の先行販売を、クラウドファンディングプラットフォーム・Makuakeで開始した。価格は、3月14日16時の段階で2,530円~(半年間の利用料・送料込み)。

スマートロック「bitlock LITE」

 Bluetooth搭載で、スマートフォンから扉の鍵を開閉できるスマートロック。工事不要で、本体をドア内側のサムターン(鍵のつまみ)にかぶせ、付属のシールで貼り付けるだけで装着できる。アプリをインストールして、5分でセットアップが完了するという。ドア外側の鍵穴はそのまま残るため、万が一スマホの電池が切れてもこれまで使っていた鍵で解錠可能。

 機能面では、「手ぶらで解錠」モードを搭載。スマホをカバンに入れたままでも開閉できるという。時間指定で鍵を送る「ワンタイムチケット」を用意し、家族や友人なども一時的に解錠できる。スマホアプリからは入室履歴が確認でき、子供が家に帰ったかなど見守りにも使用可能。対応端末はiOS 9.0以降、Android 4.3以降。

本体をドア内側のサムターンにかぶせ、付属のシールで貼り付けて装着する
Bluetooth連携でスマホから解錠できる
時間指定で鍵を送る「ワンタイムチケット」を用意。アプリから入室履歴を確認できる

 本体はさまざまな鍵に対応するが、鍵によってはアジャスタを追加する必要があるという。既存のアジャスタで対応できない場合は、専用のアジャスタを3Dプリンタで制作してもらうことも可能。

 スマホや既存の鍵以外の開閉方法として、専用デバイス「bit button」と「bit button KIDS」も用意。デバイスを万が一落としてしまっても、アプリからの設定で開閉不可に制限することができる。今夏には、専用デバイスとしてカードリーダーも発売予定。

さまざまな鍵に対応
専用デバイス「bit button」と「bit button KIDS」も用意

 同社は低価格を実現できた背景として、大量生産のほか、特許出願済みのソフトウェアの革新的技術により、デバイス自体の設計を見直せたため、生産原価を低減できたことを挙げている。今後は住宅だけでなく、ホテルなどの宿泊施設、貸し会議室、オフィスなどとの連携も進めるという。また、配送業者や家事・買い物代行企業などの各種サービス事業者とも連携し、販売目標は2019年中に10万台としている。

 Makuakeでの販売は、6カ月分の一括払い、もしくは12カ月分の一括払いから選択可能。6カ月分の場合は月額360円で、12カ月の場合は月額300円となる。解約はいつでもでき、送料・手数料負担のうえ、カスタマーサービス宛に本体を返却する。手数料が現時点では未定。

 本体サイズは、133.5×64.5×45mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約175g。電源はCR123A電池4個。電池寿命は400~600日(1日10回使用の場合)。防水性能は生活防水IPX3。