ニュース

三菱重工、ビーバーエアコン新モデル全機種に伊藤園の茶殻樹脂フィルターホルダーを搭載

 三菱重工サーマルシステムズは、フィルターホルダーに茶殻配合樹脂を搭載した、ルームエアコン「ビーバーエアコン」2019年モデル3シリーズ19機種を、3月下旬より順次販売する。最高級モデル「SXシリーズ」、高機能モデル「RXシリーズ」、標準モデル「TXシリーズ」をラインナップし、価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、17~24万円前後、11~19万円前後、8~17万円前後(税込)。

フィルターホルダーに茶殻配合樹脂を搭載した、ルームエアコン「ビーバーエアコン」2019年モデル

 3シリーズともに、フィルターホルダーに伊藤園の茶殻をリサイクルした茶殻樹脂を採用している点が特徴。茶殻樹脂は2018年モデルから採用しており、資源を有効活用しているという。エアコン内部の清潔設計として、熱交換器に汚れが付着するのを防ぐ「清潔プレコート熱交フィン」、抗菌仕様でカビなどの成長を抑える「防カビエアフィルター」などを備える。

 このほか共通機能として、音や振動を抑えながらパワフルに風を届ける「JET気流運転」、急速な冷暖房ができる「ワープ運転」を搭載。

SXシリーズ

 最高級モデル「SXシリーズ」は、人の動きを検知して設定温度を自動調整する人感センサーを搭載。人の不在を検知して冷やしすぎ・暖めすぎを抑え、一定時間不在を検知すると自動停止して省エネ運転につなげるという。このほか、16パターンの中から好みのエリアを選択して送風する「エリア空調」や、室内機内部をクリーンに保つ「フィルター自動清掃」などを搭載。

 グループ会社の三菱重工冷熱が販売している、ハイブリッド加熱気化式加湿器「roomist」SHKシリーズとも連動できる。エアコンの湿度検知機能に基づき、エアコンから加湿器に運転・停止信号が送信され、加湿器は設定湿度に基づいて自動で運転・停止する。

 ラインナップは、容量2.2kW「SRK22SX」~5.6kW「SRK56SX2」の6機種を用意。

SXシリーズ
16パターンの中から好みのエリアを選択して送風する「エリア空調」
RXシリーズ

 高機能モデル「RXシリーズ」は、フィルター自動清掃機能や加湿器との連動機能を備えながら、室内機サイズが798×310×250mm(幅×奥行き×高さ)とコンパクトな点が特徴。高さ250mmなため、マンションの下がり天井やハイサッシのリビング、和室の下り壁にも設置できるという。

 ラインナップは、容量2.2kW「SRK22RX」~5.6kW「SRK56RX2」の6機種を用意。

RXシリーズ
TXシリーズ

 標準モデル「TXシリーズ」は、室内機サイズが798×280×250mm(同)とコンパクトで、設置性を拡大するとともに、設置作業が容易としている。フィルター自動清掃や加湿連携機能は非搭載。

 ラインナップは、容量2.2kW「SRK22TX」~5.6kW「SRK56TX2」の7機種を用意。

TXシリーズ