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三菱重工、人の不在を検知して暖めすぎを抑える省エネエアコン

 三菱重工サーマルシステムズは、加湿器と連携運転できるルームエアコン「ビーバーエアコン SWシリーズ」を、3月下旬に発売する。容量2.2kW「SRK22SW」~5.6kW「SRK56SW2」の6機種で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は17万円~24万円前後(税抜)。

ルームエアコン「ビーバーエアコン SWシリーズ」

 省エネ機能が充実したルームエアコン。人感センサーを搭載し、人の不在を検知して暖めすぎ/冷やしすぎを抑えるほか、一定時間不在を検知すると自動停止するなどの機能を備える。2018年モデルでは新たに、伊藤園の茶殻リサイクルにより開発された茶殻樹脂を、フィルターホルダーに配合し、資源を有効活用したという。

 気流制御機能では、16パターンの中から好みのエリアを選択して送風する「エリア空調」を搭載。部屋全体、中央、左奥、右奥、左手前、右手前のエリアを組み合わせた16パターンで、左右独立のフラップとルーバーできめ細かく気流をコントロールする。風に当たりたいときも、当たりたくないときも状況に応じて選べるという。

16パターンの中から選択する「エリア空調」

 このほか、音や振動を抑えながらパワフルに風を届ける「JET気流運転」や、急速な冷暖房ができる「ワープ運転」、風向きなどを自動制御して部屋を均一に冷暖房する「おまかせ気流運転」、室内機内部を清潔に保つ「フィルター自動清掃」などを搭載。

 加湿器「roomist」との連携運転も可能で、SHKシリーズ3機種に対応する。エアコンの湿度検知機能に基づき、エアコンから加湿器に対して運転・停止信号を送信、その信号を受信した加湿器は設定湿度に基いて運転・停止するという。

加湿器「roomist」と連携可能

 下位機種として、エリア空調を省略した「RWシリーズ」、エリア空調や加湿器連携機能などを省略した「TWシリーズ」を、3月下旬より順次販売する。いずれも、高さ250mmとコンパクトで、マンションの下がり天井やハイサッシのリビングなど、狭い場所にも設置できるという。

 RWシリーズは、容量2.2kW~5.6kWの6機種で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は11万円~17万円前後。TWシリーズは、容量2.2kW~5.6kWの7機種で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は8万円~17万円前後。いずれも税抜。

RWシリーズ
TWシリーズ