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日立、食習慣に合わせて引き出しを冷凍・冷蔵・野菜の収納に変えられる冷蔵庫

 日立アプライアンスは、食習慣に合わせて冷蔵庫下部の2つの引き出しを「冷凍・冷蔵・野菜の収納」のいずれかに切り替えられる大容量冷蔵庫「R-KX57K」と「R-KW57K」を、2月下旬から順次発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、43万円前後、41万円前後(税抜)。

 なお、「R-KX57K」と「R-KW57K」との違いは、スマートフォンとの連携機能の有無で、その他の仕様は同じ。

「R-KX57K」(写真左)と「R-KW57K」(写真右2台)

 冷蔵庫下部の2つの引き出しを、「冷凍・冷蔵・野菜の収納」のいずれかに切り替えられる、定格内容積567Lの冷凍冷蔵庫。

 例えば、冷凍食品を多く使う家庭では両方の引き出しを「冷凍」に、野菜を多く使う家庭では取り出しやすい上段を野菜に、というようにレイアウトを自由に選べるという。

 なお出荷時は、上段が冷凍(標準)、下段が冷蔵(弱め)の設定となっている。

家庭の食習慣に合わせて、冷蔵庫下部の2つの引き出しを自由にレイアウトできる

 また冷蔵室では、水分を多く含んだ「うるおい冷気」が室内全体に広がる、新たな風路構造とした。その上で、上部の冷蔵室全体をチルド温度約2℃にして、食材を保存できる「まるごとチルド」を採用し、菌の繁殖を抑えて鮮度を長持ちさせられるという。例えば、一時保存のサラダは、ラップなしでも乾燥や変色が抑えられるとする。

「まるごとチルド」のイメージ

 冷蔵室には、「特鮮氷温ルーム」を新設。食材を凍らせない約-1℃の設定と、乾燥を抑える間接冷却により、肉や魚を美味しく保存できるという。刺し身などの生食用の魚であれば3日間、加熱調理用の肉や魚であれば7日間、風味や食感の劣化を抑えられるとする。

「特鮮氷温ルーム」のイメージ
スライスハムを保存した場合の比較。「特鮮氷温ルーム」では3日間後でも鮮度が保たれるという
スマホアプリで温度や製氷の設定変更が可能

 上位モデル「R-KX57K」は無線LANを搭載。スマートフォンを連携させると、温度や製氷の設定変更が専用アプリで可能となる。そのほか、ドアの閉め忘れをスマートフォンに通知したり、ドアの開閉回数を外出先など離れた場所でも確認可能。

 また同アプリには、保存する食材をスマートフォンのカメラで撮影し、購入日や経過日数を記録し一覧できるほか、設定期限が到来すると通知してくれる「食材管理」機能も備えている。

専用アプリの画面イメージ

 いずれも本体サイズは685×738×1,833mm(幅×奥行き×高さ)。定格内容積は567Lで、そのうち冷蔵室が308L、製氷室/冷凍室が23/32L。ぴったりセレクト室は、上段が104L、下段が100L。本体カラーは、「R-KX57K」がクリスタルミラーの1色、「R-KW57K」がファインシャンパンとクリスタルホワイトの2色展開。