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東芝、肉や魚の旨みをアップさせられる冷凍冷蔵庫
2019年1月22日 13:47
東芝ライフスタイルは、肉や魚の旨み成分をアップさせる「低温チルドモード」を新たに搭載した冷凍冷蔵庫「VEGETA(ベジータ) FZシリーズ」を、3月上旬より順次販売する。容量601L/551L/508L/461Lの4機種で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、38万円前後、36万円前後、34万円前後、33万円前後(税抜)。
フレンチ両開きタイプの6ドア冷凍冷蔵庫。チルド室に、肉や魚の旨み成分を購入時より増やす「低温チルドモード」を搭載した点を特徴としている。
低温チルドモードは、冷蔵・野菜室を独自の専用冷却器で冷やす「新鮮ツイン冷却システム」による安定した温度調節で、約-1℃での保存を実現。細菌の活動を抑えて食品の腐敗が抑制される約-1℃付近で保存することに加え、新たに備えた「LED除菌」と、空気中の菌やニオイ成分などを分解する「光触媒ルネキャット」によるダブル除菌で、食材を冷凍せずに約1週間保存できるようになったという。
さらに肉や魚などの生鮮食品については、酵素がタンパク質をアミノ酸に分解して旨みをアップさせる“熟成期”を長期化させられるため、購入時より食材の美味しさがアップするとしている。第三者機関の調査によると、低温チルドモードでカツオを3日間保存したところ旨み成分(グルタミン酸)が約3.3倍アップ、鶏もも肉を7日間保存したところ旨み成分が約1.6倍アップしたという。
このほかチルド室は、従来より搭載の「速鮮チルドモード」と「解凍モード」も備え、目的に合わせて3つのモードを切り替えられる。
無線LANによるスマホ連携で、省エネアドバイスも
冷蔵室のドアポケットは、乱雑になりがちなチューブ類や小さな調味料類の定位置を決めやすいチューブスタンドを搭載。ドアポケットの一部がはじめから仕切られており、用途に合わせてスッキリ収納できるという。
無線LANによるスマホ連携機能も搭載し、外出先から運転状況の確認や設定の変更ができる。使用状況から、より省エネにつながるアドバイスを受けられるなど、便利に安心して冷蔵庫を使えるという。
野菜室は、野菜に直接冷気が当たることを防ぎながら保存に最適な約95%以上の高湿度環境を保つ「もっと潤う 摘みたて野菜室」を採用。おそうじ口も設け、手軽に野菜くずや泥などを捨てられる。
このほか、手をかざして光るスイッチにかるく触れると自動で開く「タッチオーブンドア」、庫内を明るく見やすくする「フロントブライト照明」などを備える。
容量601L「GR-R600FZ」の本体サイズは、685×745×1,833mm(幅×奥行き×高さ)。各室の容量は、冷蔵室(チルド)が304L(24L)、野菜室が133L、製氷室が22L、冷凍室が142L。
いずれも扉は強化処理ガラスを採用。カラーは、クリアミラー、ラピスアイボリー、クリアグレインホワイトの3色。
低温チルドモードを省略した、片開きタイプの5ドア「GWシリーズ」も発売。容量は465Lで、右開き「GR-R470GW」と、左開き「GR-R470GWL」をラインナップ。価格はオープンプライス。いずれも店頭予想価格は26万円前後(税抜)。