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フジ医療器、AIで一人ひとりの体型に合ったマッサージを可能にしたマッサージチェア
2019年1月23日 17:31
フジ医療器は、ユーザーの体の負荷状態などの情報に合わせてリアルタイムに力加減や動作の緩急、圧力を自動調節する「CYBER-RELAX マッサージチェア AS-2000」を発売した。価格はオープンプライス。実勢価格は528,000円前後(税抜)。
ユーザーの体型や状態に合わせたマッサージを可能にする、「5D-AI メカ」と「AIダブルセンシング」を搭載したマッサージチェア。
「5D-AI メカ」は、ユーザーの体の負荷状態などから得られる情報に合わせて、リアルタイムに力加減や動作の緩急、圧力を自動調節する。また「AI ダブルセンシング」は、背筋ラインと肩の高さを自動検知。「AI ダブルセンシング」が検知した体形情報と「5D-AI メカ」から得られるユーザー情報を、AIが組み合わせてマッサージに反映するという。
また新たに高精度のブラシレスモーターを採用し、マッサージ中のローラーなどを、より人の手に近い動きにできるとする。
これらの新技術を搭載したことで、人の手の上下・左右・前後の立体的な動き、人の手の滑らかさや繊細さ、全身を使った圧力の掛け方などを、従来モデル以上に、人によるマッサージに近づけたという。
マッサージのコースは、23種の自動コースのほか部位集中技を12種、計35種類を用意。従来モデルにはないコースとしては、就寝前にゆったりとしたストレッチとマッサージを行なう「ナイトヒーリングコース(30分)」と、短時間で全身を集中的にもみほぐす「クイックコース(7分)」がある。また、マッサージ効果を高める4種類の全身ストレッチコースや、フットストレッチなどを搭載した。
そのほか、上半身にはヒーターを内蔵した背パッドを採用した「即熱マルチヒーター」や、冷えやすい足先を温める「足裏ヒーター」も搭載。
操作パネル部には、4.3インチの液晶タッチパネルを採用。さらに5言語に対応する、音声ガイド機能を備える。
リクライニングしていない時の本体サイズは約760×1,380×1,250mm(幅×奥行き×高さ)。背もたれ部のリクライニング角度は、約110〜157度。重さは約78kg。電源はAC100V。定格消費電力は115W。医療機器認証番号を取得済み。
発表会では短い時間ではあったが、実際にマッサージチェアを体験できた。
まずは背すじライン(8点)と方の位置を検知してから、マッサージが始まった。筆者は「肩甲骨筋指圧」や「肩甲骨ライン」のマッサージを体験。
新たなブラシレスモーターを搭載したことで実現したという、ゆったりと動きつつも力強く揉んでくれるローラーの動きが心地よかった。また、前モデルから引き続き継承された「足裏ローラー」により、自身でケアするのが難しい部位を寝ながら行なってくれ、特に効果を実感できた。
10分程度の短いマッサージ体験だったが、説明員の方と話をしていなければ眠っていただろうほどの心地よさを感じた。