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パナソニック、子供から目を離さずにボタン1つで開錠できる子育てモデルの電動アシスト自転車

 パナソニック サイクルテックは、鍵を取り出すことなく、ワンタッチで開錠できるシステムを搭載した子育てモデルの電動アシスト自転車「ギュット・アニーズ・KE BE-ELKE03」を11月20日より発売する。希望小売価格は198,000円(税抜)。

ワンタッチで開錠できるシステムを搭載した子育てモデルの電動アシスト自転車「ギュット・アニーズ・KE BE-ELKE03」

 リヤチャイルドシートを備え、子供を乗せられる、子育てモデルの電動アシスト自転車。パナソニック サイクルテックによると、電動アシスト自転車の市場の中でも、子育てモデルは年々需要が拡大しているモデルだとし、特に注力している分野だという。新モデルの開発に当たっては、グループインタビューや、ユーザー調査を重ねた。その結果、子供の安全性や操作の手間への不満が多かったという。

子育てモデルの電動アシスト自転車は年々需要が拡大しているという
新製品開発に当たってはグループインタビューやユーザー調査を重ねた。すると子供の安全性に影響する使い勝手の悪さが浮き彫りになったという

 新モデルではこれらを解消し「ゆとり」が生まれるような機能として、ワンタッチ開錠機能、片手でチャイルドシートのベルト調整ができる機能、大容量のバッテリーを新たに搭載した。ワンタッチ開錠機能「ラクイック」は、通信エリア内で電源ボタンを押すと、電子キーとサークル錠が相互に認証するため、キーを取り出さずに電源ボタン1つで開錠できる。業界でも初の機能で、従来車輪にかかっていた鍵を開ける必要がなく、子供から目を離さずに開錠操作ができるため、安心だという。

本体付属の電子キーをバッグの中に入れたままで、ワンタッチで開錠が可能
手元部分にある操作パネルの電源スイッチを押すだけで開錠と、電源オンが同時にできる

 リヤシートに搭載している「ギュットプレミアムリヤチャイルドシート」には、巻き取り式のシートベルトを搭載。ベルトを手前に引き出して、子供にセット、その後、背後のレバーを押すだけで子供のサイズに合わせて巻き取りできる。簡単に調整できるため、慌ただしい朝ももたつかずにスムーズに出かけられるという。

リヤシートに搭載している「ギュットプレミアムリヤチャイルドシート」
シートベルトを手前に引き出して子供にセットできる
背後のレバーを押すと、シートベルトが巻き取られる仕組み
子供のサイズに合わせて巻き取りでき、セットもしやすい

 バッテリーは大容量20Ahバッテリーを採用。1回の充電で最大約100kmの走行(ロングモードの場合)が可能で、アシスト力が強いパワーモード走行で毎日5km走った場合でも、10日間は充電の必要がない。また、充電時間も従来の8時間から6時間に短くなっている。

バッテリーは大容量20Ahバッテリーを採用
1回の充電で最大約100kmの走行(ロングモードの場合)が可能で、アシスト力が強いパワーモード走行で毎日5km走った場合でも、10日間は充電の必要がない

 そのほか、使い勝手の面では、片手で操作できるヘッドレストとグリップバーを採用、レインコードなどの小物をさっと収納できる背面ポケット、錆びずに変形しにくいオリジナル樹脂バスケットなどを採用する。本体はL型フレームでまたぎやすく、足元の空間が広いので、男性も使いやすいという。

片手で操作できるグリップバーを採用
チャイルドシート背面には背面ポケットを用意
変形しにくく錆びにくいオリジナル樹脂バスケットを採用
肩から腰まで支える5点止めシートベルトを採用

 本体カラーは、マットジェットブラック、ホワイトグレー、マットオリーブ、マットフォースブラウンの4色を用意。共働き世帯をターゲットとし、一歩先いく上質カラーをテーマに色を決定したという。

一方上を行く上質カラーを採用。写真はマットオリーブ
左からマットジェットブラック、マットフォースブラウン

 同社では、新モデル投入を契機とし、2018年度モデルの電動アシスト自転車(子育てモデル)販売目標を8.5万台と掲げる。

 車輪サイズは20×2.125HEで、全長は1,785mm、全幅は580mm。重量は35.1kg。

新モデル投入を契機に2018年モデルでは、販売目標を85,000台と掲げる