ニュース

ヤマハ、親子にやさしい機能を採用した電動アシスト自転車のファミリーモデル

 ヤマハ発動機は、小径タイプのファミリー向け電動アシスト自転車「PAS Kiss mini un」および「PAS Babby un」を発表した。発売日と税別価格は、PAS Kiss mini unが2017年3月1日発売、151,200円、PAS Babby unが2017年1月27日発売、144,720円。

PAS Kiss mini un
PAS Babby un

 いずれも幼児2人同乗基準に適合した、20型径の電動アシスト自転車。子どものいる家庭に向けた「PAS×ファミリー」に属し、親子にやさしい機能を搭載したという。共通の特徴としては、従来モデルよりも3kg近く軽量化し、電池容量を8.7Ahから12.3Ahに大容量化した点が挙げられる。スペック上の仕様もほぼ共通だが走行距離がやや異なる。

 また、フレーム設計を旧モデルから見直し、乗車時にチャイルドシートに運転者の膝が当たりにくくしている。さらに、スタンド連動式のハンドルストッパーを装備し、スタンドをかけるとハンドルに自動的にロックがかかり、チャイルドシートに子どもが乗っているときの姿勢が安定しやすくなった。ハンドル部分に備えた「液晶5ファンクションメーター」では、バッテリー残量、残りアシスト走行可能距離、速度、時刻などを表示できるほか、不意の押し間違いを防ぐ電源ロックボタンを利用可能。

 両者の主な違いは、新設計のチャイルドシート「Cocoon Room(コクーンルーム)」の有無。Cocoon RoomはPAS Kiss mini unの車体前方にのみ搭載しており、フロントパネル開閉式で子どもの乗せ降ろしがしやすくなったという。5点シートベルトを備えるほか、子どもの成長に合わせてヘッドレストを3段階で調節できる。PAS Babby unには車体後方にチャイルドシートがある。

PAS Kiss mini un
PAS Babby unの乗車例
液晶5ファンクションメーター
誤操作を防ぐ電源ロックボタンを新設
Cocoon Room
Cocoon Room座席部分
5点シートベルトを装備

 PAS Kiss mini unの主な仕様は、外形寸法が1,720×580×730~856mm(全長×全幅×サドル高)。重量は30.3kg。適用身長は142cm以上。1回の充電でアシスト走行できる距離は、強モードで40km、標準モードで49km、オートエコモードプラスで60km。バッテリーはリチウムイオン電池を採用しており、フル充電までの時間は約3.5時間。

 カラーはマットソリッドグレー、マットダークグリーン、ピュアパールホワイト、ビビッドレッド、ブラックメタリック、ダークメタリックブラウン、マットダークブルーの7色。

 PAS Babby unの仕様は、外形寸法、適用身長、電池仕様などがPAS Kiss mini unと共通。重量は30.7kg。1回の充電でアシスト走行できる距離は、強モードで40km、標準モードで50km、オートエコモードプラスで58km。

 カラーはダークメタリックブルー、ダークメタリックレッド、パウダーブルー、パウダーベージュ、パウダーピンク、マットブラック、ビビッドレッド、マットホワイトの8色。