ニュース

日立、火加減が難しい魚の煮つけやハンバーグを手軽に調理できるIHクッキングヒーター

 日立アプライアンスは、業界で初めて「魚煮つけ」メニューを採用した3口IHクッキングヒーター「火加減マイスター」を、10月2日に発売する。左右2つのヒーターがオールメタル対応の「HT-L300T」、右のヒーターのみオールメタル対応の「HT-L200T」、鉄・ステンレス対応の「HT-L100T」をラインナップ。本体価格は344,000円~439,000円(税抜)。

3口IHクッキングヒーター「火加減マイスター HT-L300XTWF」パールホワイト

 オーブン部で使える2種類の専用皿「ラク旨グリル&オーブン」により、さまざまなメニューが楽しめるIHクッキングヒーター。波皿のラク旨グリルではさんまの塩焼きやハンバーグなど、平皿のラク旨オーブンではローストビーフやミックスピザなどを調理できる。

 新モデルでは、オートメニューに「魚煮つけ」と「冷凍食品温め」を新たに採用。ラク旨オーブン皿と専用フタを使って、大きさ約35cmの金目鯛の姿煮やさばのみそ煮などを、火加減と調理時間をコントロールする独自のオートメニューで仕上げるという。センサーが食材の量を判定し、上下のヒーターが調節されるため煮汁があふれないようにしながら食材の中までじっくり火を通し、味を染み込ませるとしている。

 これにより、オーブン部のオートメニューは、「魚煮つけ/冷凍食品温め/魚焼き/焼き物/過熱水蒸気/ノンフライ/蒸し物/パン/オーブン」の計9種類に拡充。多彩な料理が手軽に楽しめるという。冷凍食品温めでは、ヒーターの加熱をコントロールし、冷凍チャーハンや冷凍から揚げなどの惣菜を温めることができる。

ラク旨グリル
ラク旨オーブン
魚煮つけメニューを新たに採用
オーブン庫内図

 IHヒーター部は、フライパンを設定温度にキープする「適温調理」機能に、火加減が難しい4メニュー「ハンバーグ/餃子/鶏のソテー/魚のソテー」の調理をサポートする「適温調理サポート」を追加。レシピによって異なるフライパン温度を自動設定するとともに、トータルの調理時間や裏返し、焼き上がりのタイミングを音声や表示で知らせてくれる。外側からは中心まで火が通っているか確認しづらい4レシピが、簡単に美味しく仕上がるという。

「適温調理サポート」を追加

 このほか、麺を茹でる際にお湯の吹きこぼれを抑制する「麺ゆで(左右IH)」機能を搭載。オーブン操作部の表示はフルドット液晶を採用し、「調理分類」「メニュー」「火力」を同時に表示できるようになり、1画面で設定できる。メニュー設定時に、「調理のこつ」ボタンを押すと、食材の置き方や調理のポイントを表示し、クッキングガイドを見なくても確認可能。

 3シリーズともに、トッププレート幅75cmタイプと60cmタイプを用意。電圧・総消費電力は共通で、単相200V・5.8kW。IH火力は左右3.2kW、中央2.0kW。オーブン火力は上部が1.4kW、下部が1.2kW。カラーはパールホワイトとメタリックグレーの2色。

メタリックグレーも用意

 また、IH火力は左右3.0kW、中央1.2kWで、専用フタが付属しない「HT-L9T」と「HT-L8T」も同時に発売する。いずれも鉄・ステンレス対応タイプで、価格は270,000円~330,000円(税抜)。