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中華の鉄人がIHクッキングヒーターの「大火力」を活かした中華料理のコツを伝授
2016年11月2日 14:02
日本電機工業会(JEMA)は、「IH」の文字にちなんで、11月1日を「IHクッキングヒーターの日」と発表。安全で清潔、便利なIHクッキングヒーターの啓発活動を実施していくとした。
そもそもIHクッキングヒーターとは、磁力発生コイルに電流を流すことで発生するジュール熱を利用した調理器具のこと。鍋自体をヒーターのように発熱させるため、熱効率と火力が高い点が特徴。また、火を使わないことや輻射熱が少なく安全、燃焼ガスを発生しないため室内の空気をクリーンに保てるという。
発表会では、中華の鉄人として話題の四川飯店グループ総料理長・菰田欣也氏が調理を実演。家庭用のIHクッキングヒーターの大火力を活かした、美味しい「黒醋古老肉」「ゆで豚チャーシュー炒飯」「搾菜肉炒麵」が作れるレシピを発表した。
菰田氏によれば、IHクッキングヒーターは鍋底全体を均一に温めてくれるため、炒飯であればフライパンを使うのが良いという。中華鍋を使うのは、ガスコンロの場合は熱源が円状になっているため。
また、フライパンを振って調理するのは、プロの調理器では火力が強く、焦げやすいからだという。IHクッキングヒーターも、火力は充分に強いので、炒める際には混ぜ続けておくことが必要とのこと。
ゆで豚チャーシュー炒飯
菰田氏が実演した料理のうち、特に炒飯については、その作り方を記しておく。
材料は、ゆで豚チャーシュー/150g、漬け野菜/80g、ご飯(温かいもの)/400g、卵/2個、青ネギ。
調味料は、塩/胡椒/顆粒鶏がらスープ(小さじ1/2)/漬けダレ(大さじ1)を混ぜたもの、さらに醤油(小さじ1/3)
実演会場に並んだ各社のIHクッキングヒーター
実演会場には各社のIHクッキングヒーターが並んだ。
モード選択で難しい火加減を自動で調整
日立アプライアンスは「火加減マイスターシリーズ」を展示。IHヒーター部に、光・温度センサーが温度を見張り、設定した温度をキープする「適温調理」機能を搭載。「卵焼き」や「揚げ物」モードが用意され、火加減の難しい料理も簡単に調理できる。
鍋底のエリアごとに細やかな温度調整が可能
三菱電機は「びっくリングIH」を展示した。搭載される「びっくリングコイルP」は、分割エリアごとの制御が可能。煮込む/ゆでる/焼くの、各メニューに適した過熱を実現する。