2017年の花粉飛散数、東京では例年よりやや少ない見込み

　日本気象協会(JWA)は、2017年春の花粉についての飛散予測(第4報)を発表した。

2017年春のスギ花粉飛散開始予測 前線図

　現在花粉の飛散が確認されている地域は、九州地方の福岡・長崎・大分県。今週の後半から暖かくなるため、四国・中国・東海・近畿・北陸・関東甲信地方も花粉の飛散が始まるところがあるという。

　ピーク時期は、福岡は2月下旬から3月上旬、高松・広島・大阪・名古屋・東京は3月上旬から中旬になる見込み。スギ花粉のピークが終わった後は、各地でヒノキ花粉がピークを迎える。

2017年 スギ・ヒノキ花粉のピーク予測(金沢･名古屋･東京・仙台)

2017年 スギ・ヒノキ花粉のピーク予測(福岡・高松・広島・大阪)

飛散数は東北・関東甲信地方で例年より少ない見込み

　飛散数は、九州・四国・近畿・東海地方の多くの地域で例年を上回る予測となっている。理由としては、同地域では高温・多照などの花芽が多く形成される気象条件がそろうことが挙げられている。北陸・中国地方では、例年並みの飛散数となる見込み。

　一方、東北・関東甲信地方では、飛散数は例年よりやや少なく、北海道では非常に少なくなるという。

飛散数予測(例年比)