1,652地域の花粉情報がわかるサイトをtenki.jpで公開。1週間先まで予測

　日本気象協会は、1,652地域を対象に1週間先までの花粉飛散予測を行なう「花粉情報」の提供を開始した。天気予報専門メディア「tenki.jp」のウェブサイト(パソコン・スマートフォン)で閲覧可能。利用料は無料。期間は5月下旬頃まで。

「tenki.jp」内の花粉情報ページ。パソコン表示イメージ

　対象地域は、沖縄県を除く都道府県の各市区町村1,652地域。これまで主要エリア138地域を対象に花粉飛散予測を提供していたが、日本気象協会独自の予測技術によって、より詳細な地域の予測が可能になった。

　東京都の場合、これまで千代田区と八王子市の2地域のみが対象だったが、今回より島しょ部を除く全市区町村に拡大。なお、北海道の花粉情報は、従来通り「道央」「道北」の2地域が対象となる。沖縄県を含む島しょ部は対象外としている。

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各都道府県の市区町村1,652地域を対象に、花粉飛散予測を行なう

　日本気象協会によると、2017年におけるスギ花粉のピークは、東京・大阪・名古屋・広島・高松が3月上旬～中旬、福岡が2月下旬～3月上旬、金沢・仙台が3月中旬～下旬になる見込み。スギ花粉のピークが終わった後に、各地でヒノキ花粉のピークを迎えるという。

　飛散数は、2016年シーズンと比較すると、関東甲信地方はやや少なく、九州・四国・近畿・東海地方では非常に多く、中国地方で多く飛散する見込み。北陸地方はやや多く、東北地方と北海道では少なくなるとしている。

金沢・名古屋・東京・仙台のスギ・ヒノキ花粉ピーク予測

福岡・高松・広島・大阪のピーク予測

飛散数の前シーズン比