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三菱、“煮込み加熱”で一切混ぜずにおいしいカレーが作れるIHクッキングヒーター
2017年1月18日 14:51
複数のインバーターで、他社にはない細やかで多彩な加熱を実現
三菱電機は、IHクッキングヒーターの新モデル「びっくリングIH PT316H」シリーズをを2月1日より発売する。プレート幅の異なる2機種が用意され、75cmワイドトップの「CS-PT316HNWSR」の希望小売価格は425,000円(税抜)で、60cmトップの「CS-PT316HNSR」は405,000円(税抜)。
加熱エリアを分割して、部分的な加熱や対流加熱が可能な「びっくリングコイルP」を搭載した高機能タイプのIHクッキングヒーター。一般的なIHクッキングヒーターでは、IHの加熱を制御するインバーターを1つのみ搭載しているが、三菱電機では、複数のインバーターを制御できるIPMという部品を搭載し、3つのインバーターを使用しているため、他社にはない独自の多彩な加熱を実現している点が特徴。
特徴の1つが従来調理の課題であった焦げ付きや吹きこぼれ、焼きムラを解消したこと。独自の煮込み加熱では、5段階の火加減で煮込み料理全般を自動でおいしく調理できるという。
新モデルでは従来3段階だった煮込み料理の火加減を5段階に変更。火加減によって加熱方法も変えており、火加減1、2弱では、3方向の交互対流を採用。煮豆などデリケートな食材も煮崩れすることなくふっくらと仕上げるという。火加減2以上では外向きの対流と内向きの対流を交互に繰り返す内外交互対流を採用。食材にまんべんなく旨味が染みこむという。
なお、通常の加熱の火力は16段階で調整可能。火力調整はダイヤルで操作できる。
また、びっくリングIHでは、鍋底のサイズに合わせて加熱部が変化する「ぴったり加熱」も可能。鍋底30cmの大鍋から、小さい鍋まで対応し、鍋底がかぶらない場所は加熱しないので、省エネにも繋がるという。
鍋の中を全くかき回すことなく、おいしいカレーが完成
会場ではカレー調理の実演を行なった。一般的にカレーを作る時は、じゃがいもやカレールーなどがくっついてしまわないように、適度に鍋の中をかき回す必要があるが、実演では、一切鍋の中をかき回すことなく、カレーを調理。カレールーも細かく割らずそのままの状態で調理した。
内外交互対流加熱を行なっていない鍋の場合、カレールーが溶けることなくどろりと残っていたのに対し、内外交互対流加熱をしたカレーはルーがしっかり溶けていた。鍋の中をかき回す必要がないので、じゃがいもなど、中の野菜が煮崩れしないというのも利点だ。
熱風循環加熱式のグリルで、様々な調理に対応
グリル部は、熱風循環加熱式を採用。熱風が庫内を循環するので、油で揚げない揚げ物調理やパン、ローストビーフなど様々な調理に対応する。
ラインナップとして、ぴったり加熱機能を省略した「T316H」シリーズ(380,000~400,000円)、対流煮込み加熱、ぴったり加熱を省略した「T316V」シリーズ(315,000~335,000円)も発売する。