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パナソニック、徐々に部屋を明るくした環境で目覚めると、子どもの機嫌が好いことを検証

 パナソニックは富山大学と共同で、児童33人を対象に、起床前に徐々に明るくなる「目覚め機能付きLEDシーリングライト」を設置した実験を実施。

パナソニック「目覚め機能付きLEDシーリングライト」
時間とともに徐々に照明を明るくした上で、起床時刻にアラーム音を鳴らす

 実験は、小学3〜6年生の男女とその保護者が参加。2016年1月18日〜3月11日に行なわれた。実験方法は、時間とともに徐々に照明を明るくする「目覚めのあかり」使用ありと、使用なしを1条件あたり1週間ずつ継続的に使用。合計1カ月間、起床の気分や朝の機嫌などを毎朝調査用紙に記録していった。

 「目覚めのあかり」モードを使用した時には、起床時の子どもの機嫌に好影響があったとする。

実験の結果では、自分では起きられず、家族に起こされる子どもの数が18人から9人に減少した

 パナソニックは、1980年代から「光と睡眠の関係」の研究を重ねてきている。これまでの研究で、帰省前の光の照射が、快適な目覚めの環境に有効な手段だということを明らかにしてきたという。