【グッドデザインエキシビジョン2012】
コードが収納できて持ち運びに便利な電源タップ

 グッドデザイン賞の受賞作品1,108点を展示する「グッドデザインエキシビジョン2012」が、11月23日から11月25日まで東京ビッグサイトで開催された。家電Watchでは、会場で公開された家電製品や照明機器、日用雑貨品などを紹介する。

コードをめくって収納! 電源タップ「メクリール」

三協リール「メクリール」

 三協リールの「メクリール」は、シリコンカバーで覆われた電源タップ。シリコンカバーの内側に電源コードを巻き付けることで、コードが邪魔になるのを防ぎ、持ち運びしやすい点が特徴だ。カバーは力を入れずとも簡単にめくれる。

 本体表側には、100V電源2口とUSBポート1口を備えている。100V電源にはシャッターが付いており、ほこりの侵入を防ぐ。USBポートは、スマートフォンや携帯電話、モバイルバッテリーの充電にも便利だろう。それぞれの口はゆとりを持って配置されている。

 コンパクトで丸みを帯びたデザインは、給電可能なカフェなどで出して使うにもちょうど良さそうだ。出張や旅先に持って行きたい電源タップである。

 コードの長さは2m。合計使用W数の上限は500W。発売は12月1日を予定している。市場想定価格は2,000~3,000円前後。

カラーはホワイト、ブラック、ブルー、オレンジ、ピンクが展示されていたシリコンカバーをめくって、コードを巻き付けて収納する収納した状態。プラグの根元には、トラッキング予防の絶縁キャップが付いている

自動で泡せっけんが出てくるソープディスペンサー「ELEFOAM(エレフォーム)」

サラヤ「ELEFOAM(エレフォーム) UD-6000F」

 サラヤの「ELEFOAM(エレフォーム) UD-6000F」は、手を差し出すと自動で泡せっけんが出るソープディスペンサー。ボタンなどに手を触れる必要がないため、衛生的に使える点が特徴。

 デザイナーはムラタ・チアキ氏。シンプルな外観ながら、手を差し込むスペースに余裕を持たせ、手のひらに泡を確実に乗せられるよう配慮したという。

 泡せっけんには、別売りの泡ハンドソープを使用する。薬液の残量は側面の窓から確認できる。使い切りボトルの泡せっけんに比べて、経済的という。

 本体サイズは72×218×132mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は約500g。タンク容量は250mL。電源は単三形アルカリ乾電池4本。

 7月に発売済み。価格はオープンプライス。市場想定価格は2,625円前後。

展示風景。実際に泡せっけんが出てくる模様が見れなかったのは残念だ正面から見るとスリムな形だ側面の窓で薬液の残量を確認できる

カラフル表示で見やすい熱中症計「MONDO Avert 卓上熱中症計」

モトデザイン「MONDO Avert 卓上熱中症計」手のひらサイズだ

 モトデザインの「MONDO Avert 卓上熱中症計」は、「熱中症指数計をもっとカジュアルに」をコンセプトに掲げた熱中症計。熱中症の危険度を見やすいカラーで表示する点が特徴。デザイナーにはみやけかずしげ氏を起用した。

 液晶画面には、温度と湿度、熱中症の危険度のほか、時刻も表示する。枠線など余分な表示を省き、シンプルな表示にしている。

 本体サイズは83×31×71mm(同)とコンパクトで、卓上に置けるほか、持ち運びも可能。

 7月に発売済み。希望小売価格は2,300円。

カラーはホワイト、ブルー、パープル、オレンジが展示されていた本体背面で設定を行なう側面の様子。本体は自立する








(小林 樹)

2012年11月26日 12:53