国際 文具・紙製品展 2012
シヤチハタ、キャップなしでも乾かない油性ペン「乾きまペン」

 文具の商談市「国際 文具・紙製品展 ISOT」が、7月4日、東京ビッグサイトで開幕した。会期は6日までの3日間。一般および18歳未満の入場はできない。時間は10時から18時まで。

 家電Watchでは、会場で気になった文具・雑貨を中心に紹介する。

キャップなしでも乾かない油性マーカー

キャップをしなくても約2週間乾かない油性マーカー「乾きまペン」

 シヤチハタのブースでは、キャップをしなくても乾かない「乾きまペン」を展示していた。従来の油性ペンは、しばらくフタをしないでいるとすぐに乾いてしまうため、長時間の作業には向かないという欠点があった。

 シヤチハタの乾きまペンでは、インキの蒸発を抑える特殊インキを採用。ペン芯の表面に薄い皮膜ができるため、インキの蒸発を抑えることができる。これにより、キャップなしで放置しておいても、約2週間はペン先が乾くことがないという。なお、ペン先の皮膜は文字を書くと、すぐに破れる。

 同製品は2010年に発売された商品で、順次バリエーションを広げている。シヤチハタでは、学校でのポスター作りや店頭用のPOP作りなど、長時間の作業に便利だとしている。

 本体カラーは黒/赤/青/緑/黄/茶/橙/紫/黄緑/黄土色/空色/桃色の全12色。中字・丸芯タイプと太字・角芯タイプを用意する。1本バラ売りと、12色セット、8色セット、補充用インキを展開する。希望小売価格は1本126円で、12色セットは1,512円、8色セットは1,008円、補充用インキは1色157円。

キャップをしたところカラーラインナップは黒/赤/青/緑/黄/茶/橙/紫/黄緑/黄土色/空色/桃色の全12色

ペットボトルに取り付けられる鉛筆削り

ペットボトルに取り付けられる鉛筆削り「シャチハタ ケズリキャップ」

 会場では、ペットボトルに取り付けられる鉛筆削り「ケズリキャップ」も紹介されていた。希望小売価格は315円。

 空のペットボトルに取り付けられる鉛筆削りで、削りくずがペットボトルの中に落ちる仕組み。削りくずが周囲に散らばるのを防げるほか、ペットボトルの有効活用にもつながるという。

 実演コーナーでは、実際に鉛筆を削ることもできた。芯が長めに削られるため、勉強用の鉛筆削りとしても十分使える。本体カラーはブルー、イエロー、ピンク、グリーン。

鉛筆削りを空のペットボトルに取り付けて使う使っているところ本体裏側
本体カラーはブルー、イエロー、ピンク、グリーンの4色芯が長めで、鋭く削ることができる





(本誌:阿部 夏子)

2012年7月4日 13:56