【年末特別企画】

やじうま大掃除ウィーク:キッチン編

～諦めていたしつこい汚れを一気に落とす!　

by 小林樹

　やじうま大掃除ウィークの第1回は、キッチン編。毎日料理で使うキッチン周りの頑固な汚れに立ち向かう。

リンレイ「換気扇レンジクリーナー」

　我が家のキッチンで特に目立つのが、オーブンレンジの受け皿の汚れ。おかずを温めたり、グラタンやケーキを焼いたりと、毎日活躍しているオーブンレンジの受け皿だが、日々使ううちに、茶色く変色してしまっていた。

　そこで試したのが、リンレイの「換気扇レンジクリーナー」だ。本来は換気扇用のクリーナーだが、オーブンレンジの油汚れがあまりにもひどかったので使ってみたのだ。

　換気扇レンジクリーナーはスプレータイプの洗剤だ。使い方は簡単で、汚れが気になる部分にスプレーを噴射し、白い泡がモコモコと立ったら、すぐに布やキッチンペーパーでふきとり、水洗いか水拭きで仕上げる。


汚れが気になる部分にスプレーを噴射	すぐに拭き取る

　すると、これが大正解! 頑固な受け皿の汚れがほとんど消えた。洗う前後の色の違いを見れば、その効果は一目瞭然だ。


茶色く変色していたレンジの受け皿	白さが蘇った受け皿に、親子で歓喜!

　洗う前、母に「レンジの受け皿の汚れは落ちないわよ。色んな洗剤ためしたけど、ダメだったんだから」と言われていたが、白さが蘇った受け皿を目にして「えっ。こんなに落ちる洗剤なんてどこに売ってたの」と驚きを隠せない様子だった。

　このほか、薄汚れたやかんなどのキッチンツールの汚れも落とせる。毎日お世話になっているものだからこそ、年末の締めくくりとしてしっかり手入れしておきたいものだ。


やかんのbefore→after


やかんのbefore→after


黒い汚れがゴッソリ取れる	道具がピカピカになると、気分もスッキリする!

オカモト「クリーンアップぞうさんつけおき油汚れクリーナー」

　五徳や魚焼きグリルの隙間など、細かい部分の汚れほどやっかいなものはない。いちいち削り落とすのも面倒なので、この際、一挙に撃退してしまおう。

　ということで、キッチンのシンクでつけおき洗いができるという洗剤、オカモトの「クリーンアップぞうさんつけおき油汚れクリーナー」を試した。

　内容量は500mlだが、1回のつけおきで半分の250mlを使う。これを約15Lのお湯で薄めるというわけだ。液剤には防サビ剤が含まれており、鉄製品にも利用できるという。

　使い方はまず、シンクに50℃程度のお湯を張り、そこにつけおき油汚れクリーナーを投入する。さらに五徳や魚の網、トースターの網など汚れの気になるものを入れて、しばらく待つ。放置時間は、汚れの度合いによって、15分から1時間ほど。あまりに汚れがひどい時は、ひと晩放置しても良い。


シンクに50℃程度のお湯を張り、お湯15Lあたりボトル半分の液剤を入れる	外した五徳や魚の網を入れ、しばらく待つ

　途中でシンクを覗き込んでみて、絶句した。五徳から、ドロドロとした茶色いものが溶け出している。おそらく油汚れを浮かせて溶かしているのだろう。


つけおき中	よく見ると、五徳から、ドロドロとした茶色いものが溶け出しているではないか

　1時間後、お湯を抜いて、水でなで洗いをすると、五徳の汚れがほとんど落ちた。ジェル状に固まってこびりついていた油汚れもあったが、ブラシで簡単に落とせた。これまでこすっても落ちなかったしぶとい汚れが、たった1時間、つけおきしていただけで、スルッと取れてしまうのは感動的だ。


お湯を抜いた。五徳も魚の網も、心なしかさっぱりしている	残った油汚れはふやけている。ブラシでこすり落とした	乾かした状態


五徳の頑固汚れは、細かい部分まできれいさっぱり落ちている


網を洗う前のトースター	洗った後の網は、黒く変色した部分は戻らなかったが、色は明るくなっている

　五徳や網類は、細かい部分まできれいさっぱり。油のギトギト感は消えた。つけおき洗いなら、洗剤が隙間まで入り込むため、五徳のような複雑な形をしたものでも、細かい部分まで一気に洗えるのが嬉しい。面倒な汚れを一気にすっきりさせるには、つけおき洗いがピッタリだ。

アズマ工業「できるCoCo　魚焼きグリルブラシ」

　トースターや魚焼きグリルの網は、なかなか洗いにくい。網を1本ずつ洗いたくても、網の隙間までブラシが届かなかったりするからだ。

　この面倒な網目の汚れをそぎ落としてくれるブラシが、アズマ工業の「できるCoCo　魚焼きグリルブラシ」だ。

　魚焼きグリルブラシは、先端が折れ曲がった形状のブラシで、網を1本ずつ挟み込むようにして汚れを落とすことができるというものだ。

　今回は、上で紹介しているオカモトの「クリーンアップぞうさんつけおき油汚れクリーナー」で、先に汚れを浮かしてから使った。ブラシの毛はタワシのように固いため、こすると汚れがガシガシ落ちる。網と網のつなぎ目のような細かい部分や、汚れが溜まりやすい部分にしっかり毛先が届くのが嬉しい。

　長年蓄積されてきた魚焼きグリルの汚れはあまりにも頑固で、完全には落ちなかったが、それでも洗う前よりステンレス本体の輝きが戻って、色味が1トーン明るくなった。


網と網のつなぎ目に溜まった汚れも落とせる	網を1本ずつ挟み込むようにして汚れを落とすことができる


ブラシの背でも磨ける	黒ずみは完全にゼロにはならなかったが、それでもステンレス本体の輝きが少し戻って、1トーン明るくなった