誰もが必ず毎日行く場所であるトイレ。お風呂やキッチンに比べても、使用頻度が高く、汚れやすい場所でもある。今回は、最新のトイレ掃除グッズを使って済み済みまで掃除してみた。

■トイレ掃除のストレスが激減!～サンコー「水がはねないトイレクリーナー」

サンコー「水がはねないトイレクリーナー」

　トイレ掃除の基本の道具といえば、まずはトイレブラシだろう。トイレブラシはそれこそ、ピンからキリまであって、100円均一店でも買えるし、デザイナーが手がけたおしゃれな製品まである。そんな中で私が選んだのはサンコーの「水がはねないトイレクリーナー」だ。

　決め手はなんといっても「水がはねない」というところ。本体は丸くて柔らくて、ブラシというよりはスポンジみたいな形だ。このブラシは何本ものエステル繊維をより合わせて作っており、繊維の断面に汚れが付着するため、水だけでも汚れを落とすことができるという。

 

ブラシの先端部分	スポンジのような柔らかさだ

　実際使ってみると、これがスゴイ! 今まで使っていたブラシは何だったの? というくらい汚れがするすると落ちる。特に驚いたのは便器のフチ裏の部分。ブラシ先端部が柔らかいので、便器の複雑な形状にもしっかりフィットする。

　これまでだって最低週1回は掃除をしてきたはずなのに、黒カビなどの汚れがブラシ先端にたくさん付いてきたのだ。しかも洗剤を使っていないのに!

　おそらくブラシが柔らかく、水に対して抵抗が少ないからなのか、水はねすることも全くなかった。

普通のブラシでは掃除しにくいフチ裏もしっかり掃除できた	便器の奥までブラシが入り込む

ケースがついていなかったので、自宅でもともと使っていたブラシを捨てて、ケースだけ前の製品を使うことにした

　唯一にして最大の欠点は、ケースが付属していないということ。用途を考えるとどこかに出しっぱなしにしておくことはできない。結局、我が家では今まで使っていたブラシを捨てて、ケースだけ前の製品のを使うことにした。

　しかし、考えてみると、前のトイレブラシも3年以上使い続けていたもの。トイレブラシの買い替えがケースなしでできると考えればこれは、これで良いかもしれない。ちなみに、近所のドラッグストアでこの製品を買った時は、ケースなしタイプしかなかったが、ホームページによると、ケース付きタイプも展開しているらしい。用途に応じて製品を選んで欲しい。

・サンコー
http://www.sanko-gp.co.jp/company/group.html
・製品情報
http://www.sanko-gp.co.jp/product/toilet.html#prod06

■ちょっとした毎日の掃除に便利～ルック「まめピカ」

ルック「まめピカ」

　前の項では、トイレブラシを紹介したが、トイレ掃除はブラシだけでは足りない。便座の外側や内側の汚れはもちろん、床や壁の拭き掃除も必要だ。本当なら専用のシートや雑巾を使ってやるべきなのだが、面倒くさがり屋の私の場合、トイレットペーパーを使って拭き掃除をすることが多かった。

　そこで問題だったのが、トイレットペーパーがボロボロになってしまうこと。トイレットパーパーはもともと、水に溶ける性質なので、洗剤などと一緒に使うと、トイレットペーパーが溶けて、床や壁にポロポロと落ちてしまう。トイレ掃除の仕上げは掃除機がけというのがこれまでの定番だった。

　そこで、見つけたのはルックの「まめピカ」だ。容器には大きく「トイレットペーパーがボロボロにならない」との文字が――さっそく使ってみよう。

　使い方は簡単だ。トイレットペーパーを適量、手に取って折り畳む。そこにまめピカを吹き付けて、気になる場所の拭き掃除を行なう。

 

　まず感じたのは「いい香り!」ということ。まめピカには、フレッシュアップルの香りが付いていて、掃除しているとトイレ中に甘い香りが広がる。トイレ掃除というと、どうしても暗くて、嫌なイメージが付きまとうが、掃除している時に良い香りがするというのは良い。

トイレットぺーパーにまめピカを吹き付ける	吹き付けたところ。フレッシュアップルの良い香りが広がる	ごしごしと便器を掃除しても、トイレットペーパーがボロボロにならなかった

　使い心地もなかなか良い。ごしごし拭き掃除をしても、表面のトイレットペーパーがボロボロになることはなかった。ただ、1度使ったトイレットペーパーに何度もまめピカを吹き付けて使うと、さすがにボロボロになってくる。

　トイレの床全部をまめピカとトイレットペーパーで掃除するというような使い方ではなく、製品名の“まめピカ”の通り、ちょっとした汚れが気になった時に「まめに」掃除するのに便利な製品だ。

・ルック
http://look.lion.co.jp/
・製品情報
http://mamepika.lion.co.jp/

■掃除したらきれいをキープしたい～ジョンソン「スクラビングバブル トイレスタンプクリーナー」

ジョンソン「スクラビングバブル トイレスタンプクリーナー」

　さて、トイレをきれいに掃除したら、次に考えるのは「いかにこれをキープするか」ということだ。我が家では男性が立って用を足すことは禁止、汚したら自分で掃除するなど、数々の掟を作ってはいるが、それでも1週間もすると黒っぽい汚れが目立ってくる。

　そこで、おすすめしたいのがジョンソン「スクラビングバブル トイレスタンプクリーナー」だ。掃除した便器にポチっと濃縮ジェル入りのスタンプを押し張るだけで、きれいをキープできるという。

　これが予想以上に効果絶大。いつもなら1週間もするとうっすらと汚れてくる便器が、きれいにキープできている。水を流す度に、便器の内側からフチ裏まで、薬剤が行き渡っているのだという。

本体は注射器のような形をしている。1つのパッケージに6個のスタンプが入っている	濃縮ジェル入りのスタンプを便器に張り付けて使用する	平らで広めのスペースを選んでスタンプを押しつけるようにする

　一点気になるには、香りがやや強めだという点。おそらく、薬が強いせいだと思うが、いかにも「トイレの洗剤」っぽいニオイがする。ドアを開ける度にそのニオイがするのはちょっと不快だ。効果自体は評価しているので、このニオイだけ改善してほしい。

便器に張り付けたところ	水を流す度に薬剤が便器に行き渡るという

・ジョンソン
http://www.johnson.co.jp/
・製品情報
http://www.scrubbingbubbles.jp/products/stamp/

■水回りの嫌な汚れを洗剤なしでピカピカに～レック「洗面台とタンクの水アカ・輪ジミが取れる!」

レック「洗面台とタンクの水アカ・輪ジミが取れる!」

　最後に紹介したいのは、レック「洗面台とタンクの水アカ・輪ジミが取れる!」だ。研磨剤とスポンジが一体になった製品で、水に付けてこするだけで、汚れが取れるという。個人的にトイレタンクの輪ジミが気になっていたこともあって、迷わず購入した。

 

　こするだけで簡単に汚れが落ちるので、ストレスなく、楽に使える点が魅力だ。また、本体が小さくて、洗面台の蛇口の裏側など細かいところまで掃除できるのも良い。普段なかなか掃除できない場所だからこそ、専用グッズを使って、この時期にまとめて掃除してみてはいかがだろうか。

スポンジと研磨剤がセットになったような造りになっている	洗剤は使わずに、水だけで汚れが落ちるという	本体はコンパクトサイズで使いやすい

洗面台の蛇口周りに溜まってしまった水アカ	スペースの狭い蛇口の裏側まで掃除できる	掃除後。スッキリと汚れが落ちた

・レック
http://www.lecinc.co.jp/