■頑固な焦げ付きがこれ1本でスルっと落ちた!

～ジョンソン「スクラビングバブル　激泡キッチンクリーナー」(参考価格：248円)

ジョンソン「スクラビングバブル　激泡キッチンクリーナー」

　キッチン回りの掃除で頑固なのが、食材の焦げ付き汚れ。魚用グリルの網や、ガスコンロの回り、オーブントースターの中など至るところにある。黒こげ汚れは、かなり強めにゴシゴシやらないとなかなか落ちない、かなり厄介な汚れだ。

　そんな汚れに有効なのが、ジョンソンの「スクラビングバブル 激泡キッチンクリーナー」だ。使い方は簡単。黒こげが気になる箇所にスプレーして、2～3分置くだけ。後は洗剤をふき取るか、水洗いすればいい。

　これが、本当によく落ちる! ブラシなど一切使わずに、キッチンペーパーで拭きとっただけで、頑固な汚れがスルっと落ちてしまった。嬉しいのが、焦げ付きに触らずに、拭きとったり、流すだけいいということ。食材の油やニオイが手につくことなく、すっきりと掃除できるので、掃除が楽しくなる。

オーブントースターの角皿を掃除する	全面にスプレーする。噴射するとたちまち泡だらけになる	5分後

汚れをふき取ったところ。こすったりする必要は全くなく、汚れがスルっと落ちた	掃除した後の角皿

　色々試してみた結果、魚グリルやオーブンの網に付いた焦げ付きであれば、スルっと落ちる。ちょっと苦戦したのは、オーブンの下皿に溜まった2年分(サボってしまいました……)の汚れ。1回では落ち切れなかったので、2回繰り返して、最終的にブラシを使った。ただ、これはかなり特殊な例なので、ほとんどの焦げ付き汚れには有効だと考えて良いだろう。

　頑固で面倒な焦げ付き汚れの救世主となる1本だ。

無理を承知でチャレンジしたトースターの下皿	スプレーして、流してを2回繰り返した	中央部分の古い焦げ付きがなかなか落ちなかった

製品情報
http://www.scrubbingbubbles.jp/products/kitchen.html

■こすらないと取れない汚れにはこれ!

～花王「キッチンマジックリン たわしシート」(参考価格：236円)

花王「キッチンマジックリン たわしシート」

　キッチンには、洗剤をブシューっと噴射するわけにはいかない場所もある。たとえばオーブントースターの庫内や、電子レンジの庫内など、食材を扱う場所ではさらに、デリケートな掃除が必要だ。そんな場所の掃除に便利なのが、たわしがシートになった花王「キッチンマジックリン たわしシート」だ。

　見た目はシートそのままなのだが、よく見ると表面にはマジックテープのような細かい凹凸があり、手で触るとザラリとした感触だ。今回は、このたわしシートを使ってオーブントースターの庫内を徹底掃除した。

　かれこれ2年ほど掃除をさぼった庫内は、黒くてザラザラとした汚れが目立って、普通の水拭きだけではとても汚れが落ちそうにない。それがたわしシートで拭きとるようにして掃除すると、みるみる汚れが落ちていく。シートにはあらかじめ除菌・消臭効果のあるオレンジオイルがしみ込ませてあるので、ほかに洗剤などを用意する必要がなく、このシート1枚で掃除できる点も魅力だ。成果は写真でご確認いただきたいが、油汚れも焦げ付きもすっきりと落ちた。

表面には凹凸があって、ザラザラしている	こんなしつこい汚れも	こするだけでここまで落ちた

使用後のたわしシート。真っ黒でもう使えない状態

　使用後のたわしシートはドロドロの真っ黒になってしまった。大掃除は、普段掃除しない、汚れが溜まった箇所を念入りに掃除するため、使用する掃除用具は、ほぼ使い捨てになってしまう。たわしシートのように、使い捨てのグッズを選ぶのは正解かもしれない。

花王
http://www.kao.com/jp/
製品情報
http://www.kao.com/jp/magiclean/mcl_brush_sheet_00.html

■触りたくない排水溝のヌメリに!

～小林製薬「泡でまるごと洗浄中」(参考価格:252円)

小林製薬「泡でまるごと洗浄中」

　汚れているのは分かっているけど、なかなか手がつけられないのが排水溝の汚れだ。排水溝カップの網目には食材の残りカスや、得体の知れないヌメリがあって、掃除するには勇気が必要。そんな排水溝を全く手を触れることなくスッキリ掃除できるのが小林製薬の「泡でまるごと洗浄中」だ。

　使い方はとても簡単。まず排水溝のゴミを捨てて、粉末とぬるま湯を注ぐ。あとは30分以上放置して、水で流すだけだ。注意したいのは、水ではなくぬるま湯を入れること。水では薬剤の効果が薄くなってしまうことがあるという。

　30分後水で流してみると、汚れがすっきりと落ちていた。嬉しいのは、排水溝カップだけでなく、排水溝の中の汚れもすっきりと落ちていたこと。排水溝は独特の構造になっていて、手を突っ込んで掃除するのはかなり抵抗があるが、泡でまるごと洗浄中を使えば、ほとんど何もせずに汚れを取り除くことができる。

本体は3回分がセットになっていて、1回分の薬剤が別にパッケージされている	薬剤を排水溝に入れる	上からぬるま湯を注ぐ

ぬるま湯を注ぐとみるみる泡だらけになる	30分以上置いて、水を流した後の排水溝。排水カップだけでなく、排水溝のヌメリや汚れも取れた

小林製薬
http://www.kobayashi.co.jp/
製品情報
http://www.kobayashi.co.jp/seihin/hms/index.html

■ニオイもベタつきもない“水”の洗剤

～レック「水の激落ちくん」(参考価格：690円)

レック「水の激落ちくん」

　重曹やお酢などを使った“ナチュラルクリーニング”が一時注目を集めていたが、レックの「水の激落ちくん」はアルカリ電解水100%の究極のナチュラル洗剤だ。アルカリ電解水とは、水を電気分解して生成するもので、通常の水拭きでは拭きとれない汚れを落とすことができるという。売り場のお姉さんいわく「口に入っても害がないくらい安全なんですよ」とのことだ。

　水で本当に落ちるのかと、疑りながらもさっそく使ってみた。まずは、コンロ回りの壁に吹き付けてタオルで拭き取っていく。コンロ周りは、日常的によく掃除している場所でもあるので、それほど汚れはないだろうと思っていたが、雑巾の表面を見てびっくり! しっかり汚れがついている。掃除後の壁を見ると、明らかにきれいになって、回りの光が映り込んでいた。

　また、水ならではの使い心地の良さも評価したい。ニオイも洗剤独特のヌメリも一切ない。さらさらとした使い心地で、とても使いやすい。口に入るものがたくさん置いてあるキッチンの掃除にピッタリな1品だ。

コンロ周りの壁を掃除したところ。水だけで掃除したとは思えないほど、ピカピカになった	雑巾の表面には汚れが	シンクの水アカにも有効

レック
http://www.lecinc.co.jp/index.html

■掃除したらキレイなままを維持したい!

～東洋アルミエコープロダクツ「はがせる透明シート 3層タイプ」(参考価格：743円)

東洋アルミエコープロダクツ「はがせる透明シート 3層タイプ」

　日常的に使うキッチンだから、掃除しても当然すぐにまた汚れてしまう。その汚れを防いでくれるのが、コンロの周りに設置することが多い、キッチンシートだ。しかし、汚れないといっても、シートが代わりに汚れるだけであって、見た目をきれいに保つためにはやはり掃除が必要だ。また、大きなシートを壁に張るのは大変。

　そんな悩みを一挙に解決してくれるのが東洋アルミエコープロダクツの「はがせる透明シート 3層タイプ」だ。この製品の最大の特徴は「汚れたら剥がせる」ということ。一見1枚にしか見えないこのシート、実は薄いシートが3枚重なっている作りで、表面の汚れが目立つようになってきたら、表面のシートを剥がして、中のきれいなシートを表面にする。シートを張り直す手間もなく、きれいな状態を長く維持できるというわけだ。

　今回は、ガスコンロ正面の壁に設置した。シートのサイズは450×900mm(縦×横)なので、キッチンのサイズによっては複数枚必要だ。

　シートを張る時は、少々注意が必要。まず端のシールを剥がして、先に壁面に固定させたら、残りのシートを少しづつ貼っていく。この時に壁面に、霧吹きなどで適度に水分を与えておくようにとある。壁面が濡れていないと、きちんと固定できないようだ。あとは、付属のヘラでシートの中に入ってしまった水分や空気を抜くようにすれば、完了だ。

本体サイズは450×900mm(縦×横)。今回はガスコンロの正面に貼ることにした	まず端部分を固定してから、シートをゆっくりと剥がしていく

仕上げに、シートの中に入った空気や水分を付属のヘラで抜いていく	シートを張ったところ。透明で見た目には分からない仕上がり	シートの端には、シートを剥がすための目印が付いている

　貼るのにかかった時間は約5分ほど。少々手間がかかるものの、1度に3枚分と思えば苦にならない。あとは、剥がす時にうまく剥がせるかが、ちょっと心配……個人的には、透明で、目を凝らさないとシートが貼ってあるのがわからないところが気に入っている。

東洋アルミエコープロダクツ
http://www.toyoalumi-ekco.jp/
製品情報
http://www.toyoalumi-ekco.jp/katei/clean_kitchen/wall/2854.html