やじうまミニレビュー
1つのペン先で2色が使える蛍光マーカー
by 片岡 義明(2014/10/3 07:00)
蛍光マーカーはノートや教科書の重要箇所を強調したいときに使うと便利だが、さまざまな色の蛍光マーカーを用意して使い分けるのは面倒なもの。
そんな悩みを解決するのがコクヨS&Tが発売した「Beetle Tip dual color(ビートルティップ デュアルカラー)」だ。この製品は、1つのペン先で2色が使えるユニークな蛍光マーカーである。
メーカー名 | コクヨS&T |
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製品名 | Beetle Tip dual color 3本(6色)セット |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 397円 |
ラインアップは、イエロー×ピンク、ライトグリーン×パープル、オレンジ×ライトブルーの3種類で、インクは水性顔料インクを採用。1本売りと、3本セットが用意されている。
1つのペン先でなぜ2色を使い分けられるか、その秘密は独特のペン先の形状にある。一般のマーカーと違ってペン先が2分割されており、それぞれのペン先が斜め上に違う方向を向いているのだ。2色のペン先は小さなクリアプレートによって仕切られており、このプレートを挟んで、まるで人が背中合わせに立って違う方向を向いているかのような形になっている。
この独特のペン先により、どちらか片方の色を使っているときに、ペンを裏返すだけで簡単に違う色で書くことが可能となる。持ち替えるわずらわしさを感じることなく、効率良くマーキングできるというわけだ。普通とは違った形のペン先だが、書き心地は自然でスムーズに線を引ける。
片方のペン先が紙に触れて色が混ざってしまうこともあったが、ペン先を一定の角度に保って書くことに慣れれば、ほぼ的確に複数の色を書き分けられる。
筆者は英文の記事や資料などを読んでいて、重要な部分に蛍光マーカーで線を引くことがよくある。とくに英文をしっかりと読む場合は、マーカーで大事なセンテンスを強調しながら読むと、頭の中が整理されてスムーズに読める。このようなときにはできるだけ思考の妨げになるようなことはしたくないので、ペンの持ち替えをせずに済むBeetle Tip dual colorはとても重宝する。
ほかにも、持ち歩く本数が減るという利点も大きい。ペンケースの中もゴチャゴチャしないし、デスクの上に並べたときもすっきりする。長さも普通のマーカーに比べて131mmと短めにできており、軸径も15mmとそれほど太くはない。
なお、「Beetle Tip」シリーズには複数色をまとめた「dual color」のほかに、1色で太線・細線・二重線を書きわけられる「3way marker」も用意されている。こちらは色の使いわけではなく線の太さを書きわけたい場合に使うといいだろう。「dual color」と組み合わせるとさらに便利になるのでおすすめだ。