やじうまミニレビュー
栓抜きやプルトップ開けがラクに! 1台5役のオープナー
by 石井 和美(2014/10/2 07:00)
食事の支度中、急いでいるのにビンのフタが開かずにイライラ……ということがある。固くてなかなか開かないフタは、いつもゴム手袋をはめてフタを開けているが、いちいち面倒だ。そこで、簡単に開けられるオープナーがないか探したところ、貝印の「Cookfile ソフトオープナー DH-2456」が気になった。
ソフトオープナーはビンのフタだけでなく、プルトップ開け、ペットボトルのフタ開け、ハムなどのフィルムはがし、袋のカットなど1台5役となっている。色々活用できそうなので購入してみた。
メーカー名 | 貝印 |
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製品名 | Cookfile ソフトオープナー DH-2456 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 819円 |
力いらず! フタが簡単に開けられた
ソフトオープナーのサイズは143×62×25mm(幅×奥行き×高さ)、重さは128g。外側の黒い部分がABS樹脂で、グレーの部分はエラストマー樹脂でできており、やわらかく弾力がある。女性の手におさまるサイズで、持ちやすい。
さっそくビンのフタを開けてみた。口径の大きなフタは持ち手の方を使い、直径30mm以上、32mm以下のペットボトルなどのフタは小さい方を使用する。エストラマー樹脂がしっかりとフタをとらえ、力を入れることなくスッとフタが開いた。あまりにあっけなく開いてしまったので驚いた。我が家はよく瓶詰めの海苔やジャムなどを使用するので、これは嬉しい。
栓、プルトップ、袋……これがあればストレスなく開けられる
瓶ビールや瓶入りのお酒を楽しむ方に欠かせないのが栓抜きだ。
瓶コーラを買ってきて試した。ソフトオープナーは一般的な栓抜きより大きく、安定感があるので開けやすい。
プルトップを開けるのも簡単だ。小さな缶などのプルトップはなかなか指に引っかからず、イライラするときがあるが、ソフトオープナーにある爪部にひっかけて軽く引いただけで開いた。
持ち手部分に小さなカッターがついているので、密閉袋も開けられる。カッターは窪みにあり、飛び出していないので、表面をさわっても手が切れることはない。
しっかり挟んで横にスライドするだけで、キレイに切ることができたが、かなりグッと押し込まないといけないので、人によってははさみのほうがラクかもしれない。ハサミを取り出すのが面倒だったり、ちょっとした小さな袋を切ったりするときは重宝している。
ハムのフィルムをはがすときも滑らない
料理中にしっかり手を洗ってふいたつもりでも、水分や油分が残っていると、ハムやベーコン、かにかまなどのフィルムをつかむときに手が滑ってはがしづらい時がある。
そんなときは本体のくびれ部分でフィルムをつかみ、一気に引くとはがれる。しっかり挟まないとはずれてしまうので、栓やプルトップのようにラクにできるというわけではないが、こんな使い方までできるよう工夫されているのには感心した。
ここまでできるのに、缶切がついていないのは残念だ。スーパーで売っている缶詰は、ほとんどがプルトップ式になっているが、海外製の缶詰はいまだに缶切りで開けるものが多いのだ。ぜひ缶切も付けてほしい。
お年寄りなど、手に力が入らない方にもおすすめ
実家に帰ると、年をとった母親からプルトップや瓶のフタを「開けて」と頼まれることが増えた。年をとり、力が弱くなってくると、手首をひねって力をいれる動作がつらくなるという。力を入れることなく、瓶やプルトップを開けられるので同製品は、そんなお年寄りにもぴったり。自分用に購入したが、便利だったので母にもプレゼントする予定だ。
キッチンにある、さまざまな調味料や飲み物の“開ける”作業がラクになるソフトオープナー。忙しいときにフタが開かなくてイライラすることもなくなり、とても助かっている。一つあると何かと便利な製品なので、ぜひお試しいただきたい。