やじうまミニレビュー
ルクエ「オボ ラウンド」
セットはオボ ラウンド本体とレシピ |
1人暮らしで自炊をしているのだが、後片付けのことを考えると、いつも憂鬱になる。大きな鍋を始めとする各種調理器具、たくさんの皿で埋まった流しをイメージすると、ついつい外食の方に流れてしまうのだ。
そこで見つけたのが、今回紹介するルクエの「オボ ラウンド」だ。「オボ」とはスペイン語で「卵」を指し、オボ ラウンドは、卵専用のシリコン製調理器具で、とにかく簡単に調理できる点が特徴。ルクエと言えば、電子レンジで簡単に蒸し料理ができる「スチームケース」が有名だが、ルクエの製品は医療機器や哺乳瓶にも使用されるほどの、高品質なプラチナシリコンを使用している。
メーカー | ルクエ |
製品名 | オボ ラウンド |
希望小売価格 | 1,890円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 1,636円 |
耐熱温度は最大220℃、耐冷温度は最大マイナス30℃と耐熱・耐冷に優れているため、電子レンジやオーブン、冷凍保存まで幅広く対応できるほか、焦げ付きにくく、洗うのも簡単で、扱いやすい。
上から見た状態 | 全体的にトマトのような形状 | 蓋を開けたところ |
裏返すと帽子のような形状 | 底は平らになっている | 参考になるレシピ付き |
使い方は簡単。オボ ラウンドの内側に油を薄く塗り、卵や野菜、ベーコン、チーズなどの材料を入れて、レンジで1〜2分程度加熱するだけででき上がる。セットにはオボ ラウンド本体のほか、「まんまるだし巻き卵」「茶碗蒸し」「モーニングケーキ」「ブロッコリーとベーコンのキューブ卵」など全6品を紹介したミニレシピ集が付いている。はじめはこちらを参考に作ってみるといいだろう。
今回作ったのは、一番簡単そうな「まんまるだし巻き卵」だ。材料は卵1個、白だし小さじ1/2、水小さじ2。作り方は非常に簡単で、ボウルに卵を割り入れてほぐした後、だしと水を加えて混ぜる。こちらを内側に油を塗ったオボ ラウンドへ入れて蓋をし、500Wのレンジで30秒間加熱する。30秒は本当にあっという間だと思う。
レンジから取り出して蓋を開けてみたところ、結構固まっている状態だ。箸で軽く混ぜた後、蓋をしてさらに20秒間加熱する。再度取り出してチェックしてみると、ほぼ固まりかけているのが分かる。箸でまたさっと混ぜた後、蓋をして10秒加熱して取り出したところちょうどよい塩梅に。もう少し加熱したいという場合でも、余熱が入ることを考えて、追加加熱をせずに1〜2分放置しておけばいいという。
調理前に内部へ油を塗る | 材料をボウルで溶き合わせる | 混ぜたものをオボ ラウンドの中へ |
電子レンジでまず30秒加熱を | 30秒加熱した後の状態 | さらに20秒加熱後は完成に近い |
きれいな形のだし巻き卵が出来上がり |
オボ ラウンドの内側に油を塗っているせいか、皿の上で裏返してみたところ、すぽんと抜けた。レシピ名のとおり、まんまるなだし巻き卵ができ上がった。ふんわりとしていてやわらかく、味も感触も申し分ない。これをフライパンで作るとなると、1分少々では完成しないと思う。シリコン素材と電子レンジの優秀なコンビネーションを感じた。また調理最中にオボ ラウンドが熱くならず、持ちやすいのもありがたい。
使用後の手入れもとても楽で嬉しくなる。しばらく水に浸けた後、普通に洗うだけでOKなのだ。匂いの強い食材を使ったため、どうしても匂いが取れないという場合には、刻んだレモンを入れて電子レンジで加熱したり、茶殻を入れた水に一晩浸けておいたり、180〜200℃のオーブンで10分間空焼きをするなどの方法が推奨されている。
オボには今回ご紹介したオボ ラウンド以外にも、底が四角形になっている「オボ キューブ」、丸くなっている「オボ ドーム」のタイプもある。好きな形を選ぶとより調理が楽しくなるだろう。忙しいけれど自炊はきちんとしたい、楽に後片付けをしたい、火を使いたくないという方は、オボでの楽々料理を一度試してみてはいかがだろうか。
2012年 8月 6日 00:00
やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです