やじうまミニレビュー

ELPA「LEDデスクスライト AS-LED03」

~ムラのない光でUSB充電もできるLEDデスクスタンド
by 林 佑樹


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


ELPA「LEDデスクスライト AS-LED03」

 LED照明器具はご存じの通り、消費電力が少なく済むため、一気に普及が進んでいる。同時に照射範囲の拡大やちらつきの抑止など、反射材やディフュース素材など製品の進化も目ざましい。

 だが、小生は長らくデスクスタンドにはLEDを導入してこなかった。その理由はカンタンで、LEDのちらつきと照射範囲の狭さがどうも気に入らなかったからだ。そこで試したのが、ELPAの「LEDデスクライト AS-LED03」だ。LEDのちらつきを抑え、光が広がるうえ、明るさを6段階に調節でき、さらにUSB給電ポートまで備えた製品なのだ。

 


メーカーELPA
製品名LEDデスクスライト AS-LED03
購入場所Amazon.co.jp
購入価格6,980円

 

 「LEDデスクスライト AS-LED03」は、デスクスタンドでは中型の部類に入る。土台となるベース部分の直径は180mm、アームの長さは340mm、セードの横幅は385mm、本体重量は約1,320g。消費電力は最大調光時で8.2Wとなっている。

 本体は、大きめのサイズながらも土台がしっかりしているため、どういう角度にアームやセード位置を調整してもぐらつくことはない。また専用ACアダプターのケーブル長は約2mで、ビジネスデスクはもちろん、カジュアルなデスクでも配置に困ることはないだろう。ただ、ちょっとベース部分が大きく、机のサイズによっては配置に困るかと感じたため、事前に配置スペースにムリがないか確認をしてもらいたい。

土台の直径が180mmとやや大きいため、配置できる場所があるかが重要。小生宅の場合だとマウスパッド前の空きスペースに設置している。また「LEDデスクスライト AS-LED03」の奥にあるはiPad 2でサイズ感もわかると思う土台分とiPhone 4Sでのサイズ比較。数値としては小さく思えるが、実際に見ると大きい

 アームとセードの可動域は見た目よりも広く、アームは垂直状態から前に約30度まで傾斜可能。セード部分はさらに可動域が広く、垂直方向では地面と水平にした状態から上に約60度、下に90度で、水平方向は左右に約90度ずつ調節できる。

 照射範囲も十分に広い。少し調整するだけで設置場所から、少なくとも70cm四方のエリアをつねに照らせるため、読書やキーボードの操作に向いている。土台があるため、文字を書く場合は、手元に寄せて真上から照らすか、利き手とは逆の位置に配置するなどの手間はあるが、ムラのない光に加えて、あまりLEDっぽい青味が強い色合いではないので、煩わしいとは感じなかった。

セード部分を水平方向に90度動かしてみたところセード部分を60度上に動かしてみたところ。連結部分の作りはしっかりしている
アーム部分は前に30度まで傾斜可能。写真は30度にした状態。土台がしっかりしているため、ぐらつきは一切ナシ可動域を駆使すると、写真のように変則的な光源配置もできる

 ムラのない光にも注目したい。ちらつきらしいちらつきをまったく感じない。

 明るさは、6段階に調光可能だ。ベースにあるタッチセンサー式調光スイッチを触ると切り替えられる。室内の明かりを消した状態であれば、4段階目でも十分に明るさが得られた。

 スイッチにはほかに、電源スイッチと30秒オフタイマースイッチが並んでいる。30秒オフタイマースイッチは、ちょっとの間だけ照らしたいときに便利で、消し忘れもない。小生の場合は、寝る前に、枕元に眼鏡を置く際に重宝している機能だ。

調光は6段階。室内の明かりを消した状態であれば4段階目でも十分に明るいLEDの前にある素材が優秀なのか照射範囲も広く、かつちらつきもない。撮影してみると、蛍光灯が入っているように見えて面白い
実際に使用している分にはLEDっぽい色とは感じないのだが、オートホワイトバランスで撮影してみるとLEDな色合いになる。オークションの撮影用にもスタンドライトを使う人はちょっと注意。(C)竹谷隆之・山口隆 (C)KAIYODO実際の使用風景。セードを上に向けて、キーボードすべてが明るくなるようにしている。明るさとしても十分なので、最近では室内の蛍光灯を使用しなくなってきた。写真では照射範囲や影の出がわかりやすいように、アレコレ配置してみている

 次に、USB充電を見てみよう。ベース側面には、給電ポートがひと口付属する。そこにUSBケーブルを接続してスマートフォンやUSB扇風機などを接続すると、自動的に電力供給が開始される。出力は500mAでUSB 2.0の規格に準拠。スマートフォン以外のUSBグッズの大半は動くと見ていいだろう。

 iPhone 4Sを充電してみたところ、問題なく充電が開始された。そのほか、Xperia ray、Honey Bee 101でも充電を確認している。充電に難がある製品としてはiPadシリーズ。これは単純に要求電力を満たしていないためだが、スリープ状態であれば充電されていた。また逆にいえば、規格にちゃんと準拠している証拠でもあるので、安心してUSBグッズを接続できる。

 贅沢をいえば、もう2、3ポート備わっていてほしいと感じたくらいだろうか。思いのほか、USB充電するデジタル製品が増えているので、1ポートでは足りないという人は多いと思う。

USBポートは本体側面にある。いわゆるUSBの形状で、手持ちの充電用ケーブルを利用できるiPhone 4Sをバッテリー残量19%から充電を開始してみた。純正充電器と比べると充電速度に差はあるが、ちゃんと充電されていった

 全体的な使用感としては、十分な照射範囲とムラのない光で、スタンドライトとしてとても扱いやすかった。また可動域も十分で、少し大きい土台の影響による設置場所の問題も回避しやすく、用途によって微妙に光源の位置を変更したいという人にオススメできる。

 USBによる充電機能も手元近くにあるため、スマートフォンやケータイを目に付くところで充電できるのはうれしいし、ムリに充電ケーブルを伸ばす必要もなく、断線の心配も減る。省エネなLEDスタンドライトに切り替えたいという方は、機能の豊富なELPA「LEDデスクスライト AS-LED03」をチェックしてみてはどうだろうか?





2012年 5月 24日   00:00