やじうまミニレビュー
UYEKI「加湿器の除菌タイム スティックタイプ」
手前が今回紹介する「加湿器の除菌タイム スティックタイプ」 |
空気が乾燥する日が続いているせいか、風邪を引いている人が多い。ウイルスは湿度が低くなると空気中に舞い上がりやすくなると言われているが、こんな季節は加湿器で湿度を高めることで、風邪対策としたい。
とはいっても、加湿器自体が汚れてしまっては意味がない。多くの加湿器はタンクや給水トレーに水を溜める構造となっているため、しばらく放置をしておくと、そこから雑菌が発生してしまい、風邪を引き起こす温床になる。加湿器には定期的なメンテナンスが必要なのだ。
さて今回は、そんな加湿器の雑菌を除菌するというグッズを紹介しよう。UYEKI(ウエキ)の「加湿器の除菌タイム(スティックタイプ)」だ。恥ずかしながら、加湿器を除菌してくれる製品があることを知らなかったので、ものは試しに購入してみた。
メーカー | UYEKI |
製品名 | 加湿器の除菌タイム スティックタイプ |
希望小売価格 | 1,260円 |
購入店舗 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 895円 |
本製品は、加湿器のタンクに同梱の薬剤を投入することで、給水トレーの雑菌やヌメリを除去し、加湿器から放たれる空気中の水分を除菌するというもの。使用可能な加湿器については「タンクに水道水を注いで使用する加湿器」とされており、加湿方式に関しては特に指定されていない。
パッケージの中には、薬剤を包んだ袋が3つ、そして加湿器が除菌中であることを知らせるステッカーが3枚入っていた。袋にはビーズ状の細かいポリエチレン樹脂が入っており、この樹脂から除菌成分が徐々に溶け出すことで、除菌効果があるという。
パッケージ内容は、薬剤3袋(中央)と、除菌中であることを示すステッカー(右) | 薬剤は不織布の袋に入っている。タンクに入れても袋は溶けない | 袋の中に入っているポリエチレン樹脂の薬剤。なお、使用上の注意として「袋を開けない」ことが明文化されているので注意 |
使い方は、加湿器の水タンク2Lに対し、薬剤が入った1袋を、タンク内部にそのまま投入する。あとは通常運転するだけ。タンク容量が4Lの場合は2袋、6Lの場合は3袋を使用する。
我が家はタイガー魔法瓶のハイブリッド式「ATA-S500」を使っているが、タンク容量は3Lなので、タンクに2/3ほど水を入れ、その中に袋を投入した。なお、ビーズ状の薬剤はちょっと浸したくらいでは溶けず、ビーズ状の形状を保ったまま。このまま約1カ月使用し続けられるという(1日2回の場合)。
袋はタンクに投入するだけ | 投入した袋は、加湿器のタンクの中に浮いている。徐々に除菌成分が溶け出し、タンク内を除菌するという |
効果については、それなりにあるかもしれない。吹き出す空気が澄んだような気がするし、タンクのヌメリもない。ただし、空気がキレイかどうかの客観的事実はなく、個人の感覚レベルを超えない。とりあえず、薬剤臭くて困るということはなかった。
タンクの水がなくなっても、薬剤を入れ替える必要はなく、そのまま水を入れるだけ。給水の度に薬剤を入れる必要がないので、まったく手間にならない |
それよりも良かったのが、特別な作業がなく、普段通りに使える点だ。タンクの水がなくなっても、薬剤は1カ月も使えるので、薬剤の袋が入ったタンクに水を継ぎ足すだけ。水の交換毎に薬剤を投入するといった面倒なことはない。フツーの加湿器と同じように使うだけで、除菌効果も得られるのであれば、これほどラクなことはない。
ちなみにUYEKIでは、給水ごとに薬剤をタンクに投入する液体タイプも発売している。ひと手間がかかるのでやや面倒ではあるが、メーカーによれば即効性があるとのことだ。
もし「ウチの加湿器、大丈夫かな?」と不安に思うことがあったら、本製品のように簡単に使える対策グッズもあるということを思い出していただきたい。
2012年 1月 24日 00:00
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