やじうまミニレビュー

大和物産「シリコン菜箸 プチスプーン&フォーク付」

~味見用のスプーンが付いたアイディア菜箸
by 阿部 夏子


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


大和物産「シリコン菜箸 プチスプーン&フォーク付」製品パッケージ

 熱に強い、手入れがしやすいなどの理由で、ここ最近、キッチン雑貨はシリコン製のものを選んでいる。シリコンが調理系グッズの素材として認識されたのは、割と最近だということもあって、新しいアイディアやデザインを採用したものが多いというのも楽しい。今回紹介するのも、そんな製品の1つ、大和物産の「シリコン菜箸 プチスプーン&フォーク付き」だ。



メーカー大和物産
製品名シリコン菜箸 プチスプーン&フォーク付
希望小売価格オープンプライス
購入場所楽天市場
購入価格532円


 この製品は、シリコン製の菜箸の上に小さなスプーンとフォークを付けたというもの。本体は、黒とグリーンのコントラストが鮮やかなデザイン。先端の緑の部分がシリコンになっていて、そのほか本体の部分は、ナイロン・スチールを採用している。耐熱温度は200℃で、先端のシリコン部分は240℃まで耐えられるという。
製品本体小さなスプーンとフォークが付いている

 形やアイデアだけ聞くと少し奇抜に思えるかもしれないが、使い始めるとこれが便利。今では、毎日のように使っている製品だ。

 一番使用頻度が高いのは、味見のシーン。調理中に味見をするとき、皆さんはどうされているだろうか? きちんと味見用の小皿やスプーンを使うという人ももちろん多いと思うが、私はついつい、菜箸の先端でペロリとやってしまう……家族だけの料理だし、加熱しているし、という言い訳はいくらでも思いつくが、一番の理由は面倒くさいからだ。

 それがこのシリコン菜箸には、箸の上に小さなスプーンが付いているのでその部分を使って味見ができる。スプーンといってもごく小さいものだが、ソースや汁物の味見をするには充分な量をすくうことができる。

使い心地は普通の菜箸と変わらないスプーンでソースなどをすくったところ味見が手軽にできる

 フォークの方は盛りつけなどに役立っている。ジャガイモなど崩れやすく、箸で移動させるのが難しい食材を移動させるのに便利。箸に比べて先端部分が細く、2つの串でしっかり刺すので安定感もある。

 また、箸そのものの使い心地も気に入っている。先端がシリコン製なので木製に比べて滑りにくく、熱で溶けてしまったり焦げてしまうこともない。

フォークはジャガイモなどの崩れやすい食材を扱うのに便利フォークの串は、箸の先端部分よりも細く、2つの串があって安定感がある

 1つ注意したいのは、本体が熱くなりやすいということ。本体を持って、食材や料理を混ぜたりしている分には何の問題もないのだが、本体を加熱中のフライパンに置いたりすると、かなり熱くなる。これは何もこの製品に限ったことではないのだが、ナイロン製ということも関係あるのか、木製の菜箸などに比べると、温度が高く、冷めるのにも時間がかかる。使用中は充分気をつけたい。

 お手入れも普通の菜箸と同じようにできる。耐熱温度が高く、食器洗い乾燥機で洗うことができるというのも嬉しい。

 シリコン菜箸 プチスプーン&フォーク付を使い始めてからは、味見をするのがちょっと楽しくなった。最初は、スプーンの存在を忘れて、いつものように箸先でペロリなんてことを繰り返していたが、慣れてからはスプーンがないのが物足りなく感じるほど。

 今回の製品に限らず、シリコン製の調理グッズは、アイディアが光る便利なグッズが多い。デザインもカラフルで明るいものが多く、探すのも楽しい。店頭で実際に手に取って探してみるのがおすすめだ。



2011年 5月 13日   00:00