やじうまミニレビュー
住友スリーエム「スコッチ・ブライト 取り替え式トイレクリーナー洗剤付」
住友スリーエム「スコッチ・ブライト 取り替え式トイレクリーナー洗剤付」 |
4人家族ともなると、トイレは日々どんどん汚れていく。こまめに掃除したい場所であるが、日々の子育てと仕事に追われ、「いつもピカピカ」にはほど遠い現状だ。掃除全般が苦手ということもあるが、この状況を何とかしたい。
個人的にトイレ掃除で一番憂鬱なのは、便器を掃除するブラシの存在である。トイレ掃除をした後に、使ったブラシをトイレの溜まった水で洗い、便器の縁でトントンと水切りをしているが、汚い水が飛び散っていそう。さらに、濡れたまま保管しているブラシは不衛生だ。掃除ブラシの扱いに悩んでいる人は、多いのではないだろうか。
そんなトイレ掃除ブラシの悩みを解消できそうな気になる製品「スコッチ・ブライト 取り替え式トイレクリーナー洗剤付」が3月に発売された。1回ごとにスポンジを取り替えて使用する衛生的なトイレクリーナーだ。
メーカー | 住友スリーエム |
製品名 | 「スコッチ・ブライト 取り替え式トイレクリーナー洗剤付」 |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | ドラッグストア |
購入価格 | 1,029円 |
■コンパクトでスッキリ!洗剤も付いているので手入れがラク
ハンドルの大きさは126×96×262mm(幅×奥行き×高さ)。持ち手は湾曲しており、手にフィットして持ちやすい。付属のハンドルホルダーは115×102×93mm(同)。立てかけて収納できるタイプで、ブラシが付いていない分、とても軽く、コンパクトだ。本体にはこのほか、替え用のスポンジが3個付属している。
ハンドルはとても軽い | ハンドルホルダーも付属。こちらもコンパクト | スポンジ部分は付けないでハンドルだけ収納する |
使用する際は、スポンジの細い方からビニール袋を開け、スポンジに切り込みにハンドルの先端を差し込む。このとき、スポンジに含まれている洗剤が手につかないよう、ビニール袋に入れたまま行なう。
スポンジは3個付属 | スポンジに洗剤が染みこんでいるので、袋に入れたままハンドルをスポンジに差し込む | 奥までしっかり刺す |
取り付けたスポンジを便器内の水で濡らすと、洗浄成分が溶け出してスポンジが白くなり、水は青くなる。こすり洗いをすると泡立ってくるので、洗剤が溶け出した水をつけながら全体をよく洗う。
スポンジは弾力があり、表面は固く、こするとしっかり汚れが落ちる。ゴシゴシこすってもスポンジが外れることはなく、耐久性もある。スポンジは、便器のフチ裏までしっかり入り込む形で、掃除しにくい場所も簡単にできる。フチ裏は気をつけていたつもりだったのだが、洗った後に汚れがスポンジにべったりついていてビックリ!
スポンジが弾力もあって、使い勝手もよい。ただし、スポンジに含まれている洗剤は、中性洗剤なので、便器こびりついてしまった黒ずみや尿石など、ガンコな汚れまでは落とすことはできない。その場合は、酸性洗剤等を使用した方がいいだろう。とはいえ、日々の汚れならこれ1つで十分だ。
掃除した後は、根こそぎ汚れが取れていたので気持ちが良い。使った後のスポンジは、毎回捨てるので、雑菌だらけのブラシを保管する必要がなく、水の飛び散りや雑菌などを気にする必要がない。
使用後、ハンドルの取りはずしボタンを前にスライドすれば、片手でスポンジが簡単にはずれる。スポンジを直接さわらずに取り外せるのは嬉しい。
水に浸けるとどんどん青くなっていく。洗剤がとれて、スポンジは白くなる | フチ裏にぴったりフィット! | 表面が固めで弾力のあるスポンジは、ゴシゴシ洗っても簡単にすり切れたりすることはない |
取りはずしボタンをスライドすれば、スポンジが押し出される | 簡単に外れる |
■使い捨てスポンジ、気になるコストは
取り替え用スポンジは6個入りで500円。ちょっと高い…… |
気になる自宅のトイレ掃除頻度だが、一般的にどれくらいの頻度で掃除しているのだろうか。調べてみたところ、「週1~2回」が最多という調査結果が発表されている。我が家も便座はマメに拭いているものの、便器の掃除は週に一度だ。
取り替え用スポンジは、500円6個入りで別途販売されている。取り替え式トイレクリーナーで週1回掃除をすると、1個83円×4回で月に333円の費用がかかる。何度も水を流してブラシを洗わなくてすむので水道代を抑えることはできるが、やはりもう少し安くして欲しい。
少々面倒に感じたのは、外したスポンジをトイレに流せないこと。便器や配管が詰まる恐れがあるので、プラスチックゴミとして処理しなければならない。そのため、スポンジを捨てるためのゴミ箱やビニール袋を、掃除前に準備しておいたほうがよいだろう。
また、水たまり部分の底を洗う場合、ハンドル部分も水に浸かってしまうので、こちらの衛生面が気になるところ。我が家では、いつも便器掃除の最後にトイレ用ウエットシートで便器や床などを拭いているので、ハンドル部分もついでにサッと拭いてしまっている。こうすることで、水滴もなくなって清潔を保つことができる。
水たまりの奥を洗うと、ハンドルも水に浸かってしまう | 最後にウエットシートで拭き取ればスッキリ |
■コンパクトで置き場所に困らない!
スポンジ部分がないので、本体は非常にコンパクト。窓際などちょっとしたスペースにも置くことができる。水分を含んだスポンジが付いていると、高いところに置く気にはならないが、スポンジのない持ち手だけだったら、窓際のような場所にも置ける。余計な飾りがなくスッキリしたデザインなのもよい。
我が家が使っていたブラシタイプ。こちらの出番はなくなってしまった…… | コンパクトで場所をとらないのが嬉しい |
使い捨てスポンジといっても、スポンジは硬く大きめで、一度の掃除でトイレ全体の汚れはきちんと落ちる。特にフチの裏側は驚くほどきれいになるので、掃除後は本当に気分が良く、最近はトイレ掃除も苦ではなくなった。トイレ掃除が苦手な人に、ぜひ試していただきたい製品だ。
2011年 5月 12日 00:00
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