やじうまミニレビュー

気分転換の小さなお供、「アロマ香るふせん」

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです

いつでもどこでも気軽に気分転換できる付箋って?

ニチバン「ふせんサプリ アロマ香るふせん」

 ちょっとしたメモ書きや目印、読みかけの本のしおりにと、さまざまな場面で使う機会の多い付箋。今では、種類も豊富で使い道もバラエティに富んでいますが、今回紹介するのは"香り"が特徴の、ニチバンの「ふせんサプリ アロマ香るふせん」です。

メーカー名ニチバン
製品名ふせんサプリ アロマ香るふせん
購入場所Amazon.co.jp
購入価格各222円

 文字どおり、付箋に香りがプラスされている商品で、そのラインアップは6種類。気分をリラックスさせる「ラベンダー」、眠気スッキリ「ペパーミント」、贅沢気分の「ローズ」、ほっとひと息「ゆず」、気分をリフレッシュする「フォレスト」、気分をチェンジする「グレープフルーツ」と、思わず試してみたくなる香りがそろっています。

ここに並べたのは、ペパーミント、ラベンダー、ゆず、の3つ。色もきれいですね。香りは全部で6種類あります
例えばラベンダーのパッケージには、「気分をリラックス・仕事がハードな時、癒されたい時に!」と効用が。サプリメントらしい工夫が感じられます

 開発過程では、思いどおりの香りの効果が出せずに断念したものもあり、試行錯誤を重ねて残ったのがこの6種類とのこと。付箋そのものやパッケージの色使いも香りのイメージに合ったもので、目からの効果も感じられそうです。

 1枚の付箋のサイズは15×50㎜の使いやすいタイプで、1冊10枚綴りが5冊入って1パッケージになっています。粘着部だけが白く、色部分とのツートンカラー。1パッケージ中の付箋の図柄も、無地とイラスト入りの2種類があり、使い分けもできます。

1冊10枚×5冊で、1パッケージ。色の濃淡とイラストの有無が違う2種類の付箋が入っています。粘着部分が白いのも使いやすいですね
それぞれの香りに合った色合いで、目からもその香りの特徴がわかります。1色使いの濃淡なので、シンプルなのもいい

シーンに合わせて「香るタイム」を自分で選べる

 五感の中でも、もっとも敏感と言われているのが嗅覚。だからこそ、香りの感じ方は人それぞれで、そこには注意も必要です。好みでない香りが強く感じられると不快になるし、なんでもかんでも香りがするのも困りもの。

 付箋という小さなものにまで香りをつけるのはちょっと……と思う人もいるかもしれませんが、そのへんにも心配りがあるのが、この「ふせんサプリ」。紙そのものに香りがつけられているわけではなく、付箋の表面に香りの粒が付着していて、効果を感じたい時に軽く指でこすることで香りが広がる仕組みなのです。

紙の表面に、水玉模様のようなものがうっすら見えます。これが香料を閉じ込めた粒で、ここを軽くこすると香りがするのです
使う1枚をはがします。この段階では、ほとんど香りは感じられません。はがす前にこすると、重なった付箋にも力が加わってしまうので、はがしてからこするほうがよさそう
貼りたい場所に貼ったら、香らせたい時に軽くこすります。人工的ではない自然な香りが、ふわりと鼻に届きます

 つまり、香らせたい時を選べるということ。その香りも、決して押しつけがましくない、ナチュラルでほのかな印象。それでも、きちんとその特徴が感じられる香りなので、ちょっとした気分転換をしたい時にだけ、香りを楽しむことができるのです。

 一度こすれば、ある程度香りは残りますから、自身で楽しむ以外にも、郵便物にさりげなく忍ばせたり、オフィスの書類にちょっと差し入れたり……。「わかる人にはわかる」さりげなさが、ちょっぴりワクワクしませんか?

読みかけの文庫本のしおりとしてペパーミントを1枚。スッキリする香りで、読書もスイスイすすむかも?
例えば、主役と関連のある香りなんていうのも楽しい。オレンジのドリンクのページにゆずの香りをちらり。ここがおすすめ! という意味でギフトにもいかが?
付箋に予定を書きこんで手帳にペタリ。一定期間は香りが残るので、ここを開くたびにやさしく香っていい気分です
持ち運びできるミニサイズですから、いつでもどこでも、ちょっとした時に使えば、気軽な気分転換に!

 香りは、記憶とも強く結びついていると考えられています。手帳に貼った付箋の香りから、その時の思い出がふとよみがえることがあるかもしれません。付箋という小さくて薄い1枚の紙が、いろいろな心の動きに影響するなんて、なんだか楽しそう。

 サプリというネーミングどおり、気分を変えるきっかけになりそうなアロマふせん、自分の好みの香りを選んだら、気軽に気分転換を持ち歩きましょう!

座間 佳子