やじうまミニレビュー
コロコロ転がすだけでチーズをすりおろせる「チーズおろし器」
by すずまり(2015/8/12 07:00)
最近チーズがマイブーム。朝、パンにのせてトーストに。パスタにふりかけて、または溶かしてクリーム風に……とまぁ出番が多い。
いつもなら粉チーズやスライスチーズを使うが、たまに本格的なチーズを使ってみたくなることもある。パルメザンチーズなどは筆者のメニューにぴったりだが、ブロックで売っているので、使いやすいよう自分でおろさなくてはならない。
そんなときに大活躍してくれるアイテムが、今回ご紹介する「チーズおろし器」だ。
メーカー名 | 株式会社小久保工業所 |
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製品名 | チーズおろし器 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 1,880円 |
「チーズおろし器」はドラム型のおろし金に、サイドカバーとタイヤがついた製品。3.5cm四方の固形チーズを入れて押さえながら床をコロコロと転がすと、おろし金が回転してチーズをすり下ろし、おろし金の内側に溜まるしくみ。
サイドカバーは開閉できるので、そのまま中のチーズをふりかけることもできるというものだ。何がいいって、手を汚さず、しかも安全に使い切れる量のパルメザンチーズが簡単におろせるのである。
試してみて、その効率と無駄のなさにおどろいた。チーズの固さにも左右されるが、あまり押しつけなくてもおろせる。平らなおろし金を使うときはずっと食材を掴みっぱなしになるが、これは完全に中にいれてしまうため、手と食材の両方を汚すことがない。
また、おろし金に直接触ることがないため、勢いよく下ろしていてうっかり……という失敗もなく、最後までしっかりすりおろせる。ボウルなどの受け皿をあえて用意する必要もないし、余った分はそのまま冷蔵庫にしまえるし、何より片手でおろせるなど、いいことづくめであった。
ちなみに、おろされるチーズは粗目。粉末状のパルメザンチーズほどにはならないが、その分温かい料理にのせればトロリと溶けやすいところが魅力だ。パスタに乗せてみたところ、いつもの粉チーズとは違ったクオリティで大満足。
チーズだけでなく、チョコレートやパン、ナッツなどにも使えるようだ。試しに自家製のフランスパン風食パンをカチンカチンに乾燥させてからおろしてみた。さすがに元がフランスパンでは固すぎだったのだろう。チーズのようにスムーズにはゆかず、タイヤも前に進めるのみだったが、かなり細かいパン粉ができた。
パン粉の場合、大量に作れるわけではないので揚げ物向きではない。そこで、おろしておいたパルメザンチーズとあわせて白身魚のパン粉焼きを作ってみたところ、非常に美味であった。
使い切りやすい量を手軽に用意できるというのはありがたい。チーズもパン粉も1台の「チーズおろし器」でできたと思うと、なんだか楽しくてテンションも上がった。
本体は細かく分解できるので、使い終わったあとのメンテナンスも楽だ。チーズ料理のサポーターとしておすすめの一品である。