やじうまミニレビュー
ホットケーキから木箱まで、“焼き印”で気持ちが伝えられるメッセージスタンプ
by 田中 真紀子(2015/9/14 07:00)
カフェで頼んだカプチーノに、さりげなくハートや木の葉のラテアートが描かれていて、気持ちがほっこりした、という経験を何度かした。それは絵のかわいさはもちろんのこと、それを描いてくれた店員さんのもてなしの気持ちが伝わってきたからだろう。
今回紹介するのは、そんな作り手の気持ちを相手に伝え、日常をちょっと楽しくしてくれるユニークなアイテムだ。
メーカー名 | bessed(ビセッド) |
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製品名 | バーニングメッセージスタンプ |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 2,324円 |
この「バーニングメッセージスタンプ」はその名の通り、料理やお菓子などにメッセージを焼き付けることができる、いわゆる“焼きごて”。アルファベットや記号のレターチップを並べ、オリジナルのメッセージを作ることができるのだ。
パンケーキに文字を入れてみた
さっそく、パンケーキに「GOOD MORNING」と入れてみることにした。まず、このアルファベットのレターチップを探すのだが、これが意外と大変。ひっくり返っているものもあるし、そもそも鏡文字になっているので、どこに何があるのか分かりにくい。
また途中で気づいたのだが、アルファベットによって1つしかないものもあれば、3つあるものもある。そのため、まず書きたいメッセージに使うレターチップの数が足りるのか、確認してから取り組んだほうがよさそうだ。
ガスコンロで約2分あぶるといい感じに
レターチップの数の関係で「GOOD MORNING」は断念し、「BREAK FAST」と入れることにした。言葉が決まり、レターチップも見つかったので、はめこんでいく。
ここで注意しなければいけないのが、はめるときは向かって右から左に、鏡文字になるように入れていくこと。逆さまにすると正文字に見える「E」や「B」、「M」と「W」などは要注意だ。
続いては、このヘッド部分をガスコンロの火であぶる行程だが、これが少し怖い。直火であぶる怖さもさることながら、ヘッドや本体のバーがかなり高温になっていることを想像すると、万が一にも触れたりしないよう、かなり緊張した。
取扱説明書では、あぶり時間の目安が分からなかったので、とりあえず1分間あぶってパンケーキに焼き付けてみた。ところが結果は、押し込んだ跡が残っただけ。そこで、さらに1分間追加であぶり、再び焼き付けてみると、今度はくっきり焼き印がついた。念のため、もう一度やってみたが、やはり2分間あぶれば、しっかり付くようだ。
手軽ではないが、やってみると面白い
続いて、オムレツに焼き印をつけてみることに。オムレツといえば、ケチャップをかける際に、つい文字や絵を書いてしまう定番料理(?)だけに、メッセージを入れるには向いてそう。今回は、「THANK YOU」と入れてみたが、やはりあぶり時間2分で、しっかり焼き印がついた。
この商品は、レターチップ探しから始まり、ガスで高温に熱する怖さ、もしかしたら失敗するかもしれない、ある意味一発勝負的な要素などがあり、正直気軽に使えるものではないかもしれない。
それでも、ちょっとしたサプライズを考えたとき……例えば誕生日に「HAPPY BIRTHDAY」、お友達がきたときに「WELCOME」などのメッセージを入れて出したら、「わ?!」と嬉しそうな顔をしてくれる様子が目に浮かぶ。そんな粋な演出ができることを考えると、この価格は安いのではないかと思う。